こんにちは!ふきよせです。
冬になると、さわやかな香りとともに出回る柚子(ゆず)。
短い期間にしか出回らないので、見つけたら即買いです。
そんな貴重なゆず。
たくさんいただいたりして食べきれないくらい手に入ったときには、保存食にしておくと、長く楽しむことができますよ。
私が毎年作っている簡単なゆずジャムの作り方と、はちみつと氷砂糖を使って作るゆず茶の作り方をご紹介します。
手作りのゆずジャムやゆず茶(はちみつ漬け)は、市販品とは全く違う味です。
とってもフレッシュな香りと、ちょっぴりほろ苦い味は、やみつきになるおいしさです。
苦くなりすぎないコツもお伝えしますね。
ゆずの保存レシピ
せっかく新鮮なあんずのゆずが手に入ったのなら、まずは生食で食べてみてください。
すっきりとした柑橘系の香りと、ゆずの皮の苦味を楽しめるのは、とれたての醍醐味です。
ゆずの皮と果汁は、別々にして保存します。
果汁は絞ったら、冷蔵庫保存で、数日以内に使い切ること。
使い切れない分は、製氷器に入れて冷凍します。
必要な時に解凍すれば、いつでもフレッシュな果汁を楽しめます。
皮
皮は、冷凍して保存します。
私は、薄切りと1/4サイズの2種類を、フリーザーバッグに入れて冷凍しています。
薬味として使うときや、料理のトッピングを飾りたいときは、薄切りを。
皮をすりおろして使いときには、1/4サイズの皮をガリガリとおろし金で削っています。
それでも、まだたくさんゆずがある場合は、保存食を作ります。
保存食にしておけば、冷凍庫や冷蔵庫に入れなくても保存できるからです。
簡単ゆずジャムの作り方
柑橘系の皮つきのジャム(マーマレード)って、ジャムの中では難易度が高いかもしれません。
というのも、皮の苦味や渋みが強く出てしまうことがあるから。
しっかりアク抜きをする必要があるんです。
まだジャム作りに慣れていない頃、作ったゆずジャムが苦くて苦くて…涙
果樹園にお嫁に行った友達に話した(正確にはグチったw)ところ、とっても簡単なアク抜き方法を教えてくれました。
それは、はじめにゆずを丸ごと煮てしまうという方法。
聞いたときは「えーーー!」とかなり驚いたのですが、しっかりアクも抜けるし扱いが楽だし、何よりもしっかりおいしいマーマレードが作れるようになりました。
ゆずだけではなく、柑橘系全般に使える方法ですから、レモンや夏みかんでマーマレードを作るときも、同じように作れます。
- ゆずを洗います。
たっぷりの水を入れた鍋にゆずを入れ、鍋を中火にかけます。 - 沸騰したら、弱火にします。
ゆずが煮崩れないように注意しなら、1時間煮ます。 - お湯をゆでこぼし、再びたっぷりの水を鍋に入れます。
ゆずを2時間水にさらして、アクを抜きます。
ゆずはとても柔らかくなっているので、崩さないように気を付けてください。 - ゆずを2つに切ります。
ボウルに、ゆずの中身をすべてかき出します。 - かき出した中身を網に入れて、木べらなどで濾します。
網に残った種などは捨てます。
ゆずの皮の内側の白い部分をそぎ、皮を3~5mm幅に刻みます。 - 5で濾したとろみのある汁と4の皮を合わせて計量し、砂糖を準備します。
鍋にすべての材料と、ゆずの量の1/4程度(100mlくらい)の水を加えて、火にかけます。 - 10分くらいで水分が減り、とろみが出てきます。
- お好みの煮詰め加減で火を止めます。
- 熱いうちに、瓶に詰めます。
瓶に詰めた後は、瓶を逆さにして冷まします
瓶の保存方法については、こちら→
丸ごと煮るときに、ゆずに傷が付いていると、傷からゆずの果汁が外に出てしまいます。
ゆずの斑点や成長の傷を包丁でとったりせずに、そのまま煮てください。
気になるようなら、皮を刻むときに取り除きましょう
ペクチンを出すために、種を入れて煮込む作り方もあります。
ですが、このレシピでは丸ごと煮ている時点でペクチンは足りているので、種を入れなくてもしっかりとろみがつきます。
あとから種を取り除く手間が必要ないので、とっても楽ですよ^^
ペクチンについては、こちら→
ゆず茶のはちみつと氷砂糖を使った作り方
韓国の伝統茶で、韓国土産としても有名な、ゆず茶。
健康にいいゆずを、お湯で割るだけで、簡単にたっぷり摂取できてしまいます。
このゆず茶も、とっても簡単に作ることができます。
ゆず茶大さじ4をお湯100mlを目安に、お湯で割って飲んでくださいね。
炭酸水で割るのもおすすめです。
- ゆずを洗います。
水に15~20分さらし、水気をふき取ります。 - 4つに切って、皮と実にわけます。
実は、房のつけ根のかたい部分と種を取り除き、ざっくりと刻みます。
皮は、傷があれば取り除き、細切りにします。 - 皮と実を混ぜ合わせます。
- 保存瓶に、ゆずと氷砂糖を数回に分けて、交互に入れます。
1番上が氷砂糖になるようにして、はちみつを注ぎます。 - ふたをして、氷砂糖がとけたら完成です。
氷砂糖がとけるまで、約2~3週間くらいです。
保存瓶は、しっかり消毒しておきましょう。
大きな保存瓶の消毒方法はこちら→
室温が高いとカビが発生することがあるので、涼しいところで保管してくださいね。
ゆずの保存食のまとめ
ゆずは、風邪予防や疲労回復に効果があるとされています。
ですから、これからの寒い季節にぴったり。
喉が痛いときや、食事が進まないときに、ゆず茶は重宝しますよ。
香りでリラックスもできます。
ゆずが手に入ったら、ぜひ作ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました◎