こんにちは!ふきよせです。
大量のいちごが手元にあって、どうしようと困ったことはありませんか?
ご近所さんから実家で採れたというたくさんの小粒いちごをもらったり。
いちご狩りに行って、お手頃価格のジャム用いちごを衝動買いしてしまったり。
いちごは熟すのが早いですし、傷む前においしく食べたいところです。
そうはいっても、なかなかいっぺんにたくさんの量は食べきれません。
そんなときは、ジャムにして長くいちごを楽しみましょう。
とっても簡単ないちごジャムレシピを伝授します。さっそく作ってみましょう。
いちごジャム簡単レシピ
いちごと砂糖だけを使う、ほんとうにシンプルなレシピです。
用意する鍋や瓶の消毒などについては、こちら→
① いちごを洗って、へたを取ります。
② 鍋にいちごをいれて、砂糖をまぶします。
③ ラップや蓋をして、半日ほど置きます。※1
④ いちごの水分が出たら、鍋を強火にかけます。
木べらで軽く混ぜながら煮ます。
⑤ 沸騰してブワーッとアクが出てきたら、アクをスプーンで取ります。※2
⑥ 中火にして、木べらで混ぜながら煮ます。
⑦ 15分くらいすると、水分がグッと減って、とろみが出てきます。
⑧ お好みの煮詰め加減で火を止めます。※3
⑨ 熱いうちに、瓶に詰めます。
※1 いちごに砂糖をまぶして、水分を出している間の待ち時間で、保存瓶を消毒しておくと効率が良いです。
※2 ふつう、アクといえば苦味やえぐみなどの強いクセのことですが、いちごのアクはなんとおいしいのです!ふわふわでフレッシュなイチゴの酸味が広がります。
これを捨ててしまうなんてもったいない!
私は冷たいお水に入れていちご水にしたり、牛乳に入れていちごミルクにしたり、楽しんでいます。アクはたくさんの量は取れないので、自分だけの一人分です♪
※3 ちょっとゆるいかも…くらいがちょうどよいです。ジャムは冷えると、熱いときよりもとろみが強く感じられます。
いちごジャムの砂糖について
ジャムを作る時には、グラニュー糖を使います。
上白糖でも構いません。
あくが少なく、果物の素材の味が際立ちます。
ブラウンシュガー、三温糖、キビ砂糖でも作れます。
多少、色がくすみます。セピア色になる感じです。
黒砂糖はおすすめしません。
というのも、黒砂糖はミネラルが豊富で、身体にはとても良い反面、その分不純物が多く含まれていて、カビが発生しやすいのです。
ジャムのような保存食には、あまり向かないのです。
砂糖の量は、保存期間に影響します。
保存期間の目安です↓
砂糖の量 | 冷蔵保存期間 | 脱気消毒保存期間 |
果物の半分 糖度50% | 2週間 | 半年くらい |
果物の1/3 糖度33% | 1週間 | 3か月くらい |
いちごジャムにペクチンを入れる?
ペクチンという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
私が趣味でジャムを作ると言ったら、後輩に「ペクチンとか入れなきゃいけなくて、難しいんじゃないですか?」と驚かれました。
ペクチンとは、食物繊維の一種で、植物の細胞をつなぎ合わせる接着剤のようなものです。ペクチンは、糖分や酸と一緒に加熱すると、とろみがつく性質があります。
市販品のジャムがプルプルとしているのは、ペクチンによるものなのです。
このペクチンは、果物にはじめから含まれています。
しかし、ペクチンの量は果物の種類によって異なります。
ペクチンの多い果物は、煮込めば自然にとろみがつきます。
ペクチンが少ない果物は、ペクチンを足さなければなりません。
ペクチンを足すために、通常はレモン汁を入れます。
お店などではクエン酸で調整しているところもありますし、ペクチンという調理用添加物(とろみ用ゲル化剤)も販売されています。
・りんご ・レモン ・オレンジ
・もも ・イチジク ・クランベリー
・グレープフルーツ ・フランボワーズ
ペクチンが少ない果物
・キウイ ・メロン ・なし ・バナナ
・かき ・いちご ・あんず
いちごはペクチンが少ないといわれていますが、今までレモン汁を使わずにとろみをつけることができています。
酸味によってペクチンの量が変化しますから、とっても熟れてとろけそうないちごを使うときには、レモン汁を少し絞れば、安心かもしれません。
いちごジャムのまとめ
具材の量が増えたり減ったり、果物の色が薄くなったり濃くなったり、お鍋の中がみるみる変化します。ジャム作りは、理科の実験のようで、とってもおもしろいですよ。
いちごはお鍋の中での変化がわかりやすい果物なので、ジャム作り初心者さんには、とくにおすすめです。
子供と一緒に作っても楽しいですね。料理慣れしていない男性にもぜひ挑戦してもらいたいです。
春の味覚を上手に保存して、普段の食事パンはもちろん、夏のかき氷シロップまで、長く楽しんでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました◎