こんにちは!ふきよせです。
冬になると、コロコロと小さくてカワイイ柑橘、金柑(きんかん)が出回ります。
みかんやゆずよりも、手に取る頻度は少ないかもしれません。
比較的育てやすい柑橘の木ですから、お庭で育てている人もいて「たくさん成ったから」とおすそ分けでもらうことも。
食べなれていないと、食べ方に悩んでしまいますよね。
たくさんいただいて食べきれないくらい手に入ったときには、保存食にしておくと、長く楽しむことができますよ。
私は金柑が好きなので、毎年たっぷり食べています♥
毎年作っている甘露煮の作り方と、ジャム(マーマレード)の作り方をご紹介します。
ちょっとめんどうな、種の取り方もお伝えしますね。
金柑の甘露煮の作り方
金柑は、そのままパクッと丸ごと食べることができます。
ちょっと苦味もあって、すごくおいしいです。
中に種がたっぷり入っているので、種を取り除くのが大変なのですが…
輪切りにスライスして、カルパッチョにして食べるのが、私のお気に入りです♪
ただ、いっぺんにあんまりたくさんは食べられないんですよ。ため息
5個ぐらいがちょうどいいかな?
ですから、たくさん金柑があるのなら、金柑が新鮮なうちに保存食を作りましょう。
保存食にしておけば、冷凍庫や冷蔵庫に入れなくても長期保存できます。
時間をかけて、ゆっくり金柑を味わえますよ。
- 金柑を洗い、種をとります。
※種のとり方は次の章で説明しますね。 - 鍋に全ての材料を入れ、火にかけます。
煮立ってアクがでてきたら、スプーンで取ります。 - 中火にし、15~20分煮ます。
- 焦げ付かないように、木べらなどでゆっくりかき混ぜながら煮ます。
- 皮がすきとおり、煮汁がとろっとしたら、火を止めます。
- 熱いうちに、瓶に詰めます。
種をとるのがめんどうだから食べるときに出せばいいと思った場合や、種なしの金柑だとわかっている場合は、種を取らなくてかまいません。
種をとらないのなら、皮をプスプスと竹串で突っついて、皮の表面に穴をあけておきましょう。
金柑がつぶれず、丸くふっくら仕上がります。
保存期間は、冷蔵庫保存で2週間ほど。
長期保存したい場合は、容器に詰めた後、脱気殺菌をしてください。
脱気殺菌については、こちら→
金柑の甘露煮を作るときの種の取り方
種をしっかりと取っておきたいのなら、金柑の種の取り方を知っておきましょう。
はじめはちょっと手こずるかもしれませんが、慣れるとサクサクできるようになりますよ。
- 包丁で、縦に4~5本、切れ目を入れます。
- 金柑の上と下を人差し指と親指でつまみ、むにゅっとつぶします。
- 皮の開いた部分に竹串を挿し込み、種をかき出します。
種は食べてしまっても、毒はありませんから安心してください◎
金柑ジャムの簡単レシピ
柑橘系の皮つきのジャム(マーマレード)は、ジャムの中では難易度が高いと感じます。
皮の苦味や渋みが強く出やすく、しっかりアク抜きをする必要があるからです。
でも、金柑は例外。
柑橘系の中では、圧倒的に苦味がないんです。
丸ごと食べられるくらいですからね^^
ただし、お庭で成った金柑だと、苦みが強いことも。
少しかじってみて、「うへぇっ…!」というくらい苦い金柑に当たってしまったら、アク抜きをしたほうがいいでしょう^^;
- 金柑を洗います。
- アク抜きをする場合
※アク抜きをしないのなら、2・3の工程は飛ばしてくださいたっぷりの水を入れた鍋に金柑を入れ、鍋を中火にかけます。
沸騰したら弱火にし、5分煮ます。 - お湯をゆでこぼし、再びたっぷりの水を鍋に入れます。
金柑を1時間水にさらして、アクを抜きます。 - 金柑を横2つに切ります。
種をかきだします。 - 鍋に全ての材火にかけます。
鍋を料を入れ、強火にかけます。 - 沸騰してアクが出てきたら、アクをスプーンで取ります。
- 中火にして、木べらで混ぜながら煮ます。
15分くらいで水分が減り、とろみが出てきます。 - お好みの煮詰め加減で火を止めます。
- 熱いうちに、瓶に詰めます。
瓶に詰めた後は、瓶を逆さにして冷まします
瓶の保存方法については、こちら→
金柑は水分が少ないので、しっかりと水をたして煮るのがポイント。
煮詰めすぎや焦げ付きを防止できます。
実と皮は煮込んでいるときにすりつぶせば、かなりなめらかになります。
すりつぶさないように気を付けて煮込めば、皮のかたちを残したまま煮ることもできます。
ごろっと果実の形の残るジャムは、食べ応えがあって、ちょっとおしゃれですよ。
金柑の保存食のまとめ
金柑は、風邪予防や疲労回復に効果があるとされています。
市販品でも、金柑のど飴は有名ですよね。
喉が痛いときや食事が進まないときは、金柑の甘露煮やジャムをお湯で割って飲んでみてください。
ビタミンがとれて、回復につながります。
これからの寒い季節にぴったりな金柑。
かしこく保存して、たくさん金柑を食べてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました◎