こんにちは!ふきよせです。
梨がおいしいシーズンがやってきました!
みずみずしい梨がたくさん手に入ると、とっても嬉しいですが、
熟した梨を大量にもらって食べきれないときや、
あまり甘くない梨にあたってしまったときは、すごく困ってしまいますよね…
梨は、幸水、豊水、新高など、様々な品種があり、品種によって日持ち期間が異なります。
梨を保存するときの品種別の注意点と、
長期保存するときにぴったりな、ジャムとコンポートのレシピをご紹介します。
梨の保存方法は冷凍?
日持ち期間
梨は、品種によって、日持ちする期間が全然違うんです。
梨狩りやスーパーでおなじみのだいたいの梨は、常温保存で3~5日、冷蔵保存でも1週間ぐらいです。
具体的に、品種ごとに見てみましょう。
品種 | 日持ち期間(常温) |
幸水 | 4~6日 |
豊水 | 7~10日 |
新星 | 5~7日 |
あきづき | 7~14日 |
二十世紀 | 12~16日 |
新高 | 15~20日 |
新興 | 30~40日 |
愛宕 | 1ヶ月以上 |
新雪 | 1ヶ月以上 |
晩三吉 | 3か月以上 |
4日~3か月以上だなんて、同じ果物とは思えないくらい違いますね^^;
1週間以上日持ちする種類の梨は、表面の乾燥を防ぐために、新聞紙やビニールで包んで、
冷蔵庫に入れるか、冷暗所に置きます。
日持ちしない種類の梨は、熟したらできるだけ早く食べるか、保存するようにしましょう。
ちなみに我が家でたくさん梨を消費したいときは、ミキサーにかけてジュースにします。
そして、グイグイ飲みます♪
冷凍方法
野菜や果物を冷凍するとなると、ついつい適当な大きさに切って冷凍しがちですが、
とても水分の多い梨は、そのまま冷凍すると、べちゃっとなっておいしくなくなってしまいます。
梨を冷凍するときは、すりおろしてピューレ状にしてから、フリーザーバッグに入れて冷凍します。
すりおろした梨は、シャーベットとしてそのまま食べてもおいしいですし、
スムージーやジュースにしてもおいしいです。
梨をジャムにして保存する
「冷凍庫がいっぱいになってしまうから、できれば常温保存にしたい」
そう思うのでしたら、保存食に加工して保存しましょう。
ジャムとコンポートなら、お菓子やお料理に、ガンガン使えるのでおすすめです。
- 梨は皮をむいて、芯をとり、粗く刻みます。
- 鍋に梨をいれて、水とレモン汁を加え、砂糖をまぶします。
ラップや蓋をして、1時間くらい置きます。 - 梨の水分が出て、しっとりしたら、鍋を強火にかけます。
- 沸騰してアクが出てきたら、アクをスプーンで取ります。
- 中火にして、木べらで混ぜながら煮ます。
15分くらいで水分が減り、とろみが出てきます。 - お好みの煮詰め加減で火を止めます。
- 熱いうちに、瓶に詰めます。
瓶に詰めた後は、瓶を逆さにして冷まします
瓶の保存方法については、こちら→
梨のジャムは、煮詰めすぎないほうが、食感が残ります。
また、梨はハーブやスパイスとの相性がいいんです。
ラベンダーやエルダーフラワーをちょっとだけ混ぜると、お花の香りがふわっと広がり、オシャレなジャムに大変身♪
ぁ、男性は苦手な香りかもしれません…
梨をコンポートにして保存する
コンポートは、そのままでもとってもおいしいデザートになります。
タルトの具材にしたり、アイスやヨーグルトに添えたりするのもいいですね。
- 梨はくし形に切り、皮をむいて、芯をとります。
- 鍋に全ての材料を入れ、火にかけます。
- 煮立ったら弱火にし、落とし蓋をして、15分煮ます。
※落とし蓋は、真ん中に穴をあけた紙でOK - もしアクが出てきたら、スプーンでとります。
- 粗熱がとれたら、保存瓶に移します。
長期保存したい場合は、容器に詰めた後、脱気殺菌をしてください。
脱気殺菌については、こちら→
水の半分を、白ワインにすると、香り豊かに仕上がります。
アルコールはほとんどとんでしまうので、お子さんでも大丈夫☆
最後の仕上げに、ラムやブランデーを入れると、グッと大人の味に。
梨の場合、スパイスを入れて、スパイシーなコンポートもいけます。
シナモン、クローブ、カルダモン、ブラックペッパー、バニラあたりは相性がいいです。
ただし、混ぜすぎ注意ですw
梨の保存のまとめ
梨の保存のポイントをまとめると…
- 1週間以上日持ちする梨は、常温保存。
- 日持ちしない梨は、冷凍保存、または保存食に加工する。
私がはじめて作ったジャムは、なんと梨でした。
ふつう、いちごジャムとかですよね~苦笑
いただいた大量の熟した梨を、なんとかしなければならなかったんです。汗
たくさんできた梨ジャムを、友人たちに配ったら、とっても好評で。
私が保存食作りに目覚めた、きっかけだったと思います^^
梨を上手に保存して、旬の味覚をおいしく食べきってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました◎