こんにちは!ふきよせです。
そろそろ山椒の実が出回る時期ですね。
私は今年もたくさんの山椒を手に入れて、ばっちり保存食に加工しました♪
「ご近所さんから山椒の実をいただいたのだけど、どうやって消費しよう?」
そんなふうに、山椒の実の使い道にお困りでしたら、とっても簡単な塩漬けに加工してみませんか?
私が毎年作っている保存食、山椒の塩漬けの作り方と使い方についてご紹介します。
山椒の実を保存食にする時期
山椒の旬の時期は一年に何回かあって、時期によって食べ方が変わります。
葉を軽く茹でて、お料理に添えます。よく、たけのこの煮つけなどと合わせます。
かなり短い期間でしか手に入らない貴重な食材のため、料亭などで出されます。
花椒(かしょう)という中華料理に使われるスパイスは、山椒とは種類の違う植物です。まぎらわしいですねw
まだ完熟していない緑色の実です。
初夏の限られた時期の旬の味覚で、さわやかな香りが強く、さまざまな料理に使いやすいのが特徴です。
殻は赤っぽくて、種は黒くてとても硬いです。
ウナギにかけたりする粉山椒は、この割山椒を砕いて作られます。
保存食作りに向いているのが、実山椒。
ちりめん山椒や佃煮など、保存食や加工品は、山椒の実から作ります。
山椒の実の塩漬けの作り方
冷凍保存などいろいろ試した結果、我が家で一番使いやすかったのが塩漬け。
きれいなスプーンですくうようにして、清潔さを保って冷蔵保存すれば、一年間山椒を楽しむことができます!
時間がたつと緑色がくすみますけど、ピリッとした刺激はちゃんと残ります。
下処理しておくと、辛味が調整しやすいですよ。
まずは下処理の方法からご紹介しますね↓
- ボウルに実山椒を入れ、たっぷりの水で洗います。
- 鍋にお湯を沸かして、実山椒をさっとゆでます。
- ざるにあげて、流水で冷やします。
- 小枝から実を1つずつ取ります。ボウルに張った水にさらします。
- 好みの辛さになったら、ざるにあげて水をきります。
実山椒をゆでた瞬間、さわやかな香りがたちこめて、すごく幸せな気分になりますよ~
この香りが楽しめるのも、作る人の特権ですね♪
枝から実を1つずつ取る作業が、なかなか時間がかかると思います。汗
でも、丁寧にとれば、だんぜん食感が良くなるので、気合と根気でとってください!
それでは、肝心の塩漬けの作り方をどうぞ↓
- 実山椒は下処理をして、清潔な保存瓶に詰めます。
保存瓶の煮沸消毒については、こちら→ - 鍋に水、ホワイトリカー、塩を入れ、煮立てます。
- 熱いうちに、実山椒を詰めた瓶に注ぎます。
山椒の実の塩漬けの使い方
我が家では、冷蔵庫に保存していて、いろいろな料理に使います。
山椒は主人の大好物で、一年中欠かすことがありません。
(ちなみに私の三大必要保存食は、実山椒の塩漬け・ゆず胡椒・杏ジャムです)
実山椒は、麻婆豆腐、牛肉の炒め物、チャーハンなど、こってりしていたり油をたっぷり使ったりする料理に、さわやかな辛味を足してくれます。
和風パスタもすっごくおいしくておすすめ。
ふつうの調味料と同じように、実山椒の塩漬けをスプーンで一杯程度加えるだけです。
塩漬けを使って、ちりめん山椒を作ることもできます。
下処理後、すぐにちりめんじゃこと合わせて作る方法もあるのですが、あんまり日持ちしないので、一気にたべきらなければいけないんですよね…
塩漬けから作れば、必要な分だけを作ることができて便利です。
それから、余った野菜に実山椒の塩漬けと液体を加えてしばらく置くだけで、手の込んだ感じの浅漬けになります。
山椒の実のまとめ
塩に直につける塩漬けもあるのですが、すごく塩辛くなりすぎて、塩抜きのために水にさらして…という作業が面倒で、液体につける方法に落ち着きました。
食べるまでの工程が減ると、圧倒的に食べる頻度も増えますしね。
液体につけると、山椒の殻が固すぎず、実を噛んだときも痛くありません。
実山椒の刺激は胃腸の働きを促進してくれるとのこと。
一年中、実山椒を楽しめるように、ぜひ保存食作りに挑戦してみてください♪
最後までお読みいただきありがとうございました◎