こんにちは!ふきよせです。
初夏の限られた短い期間だけ出荷される、あんず。
見つけたら即買いしております。
そんな貴重なあんずをジャムにして保存しておけば、長く楽しむことができます。
手作りのあんずジャムは、市販品とは全く違う、とってもフレッシュな酸味で、一度食べると忘れられないおいしさです。
私が毎年せっせと作っている簡単なあんずジャムの作り方と、酸っぱくなりすぎないコツをご紹介します。
あんずをジャムにして保存する
せっかく新鮮なあんずの果実が手に入ったのでしたら、完熟したところで、生食で食べてみてください。
ふわっとした甘味がとってもおいしいですよ~
指で少し押してみて、少しへこむように柔らかくなっていたら、食べごろです。
あんずは、完熟してからの傷みは早いです。
生食で食べきれないほどの量があるのなら、傷みが進む前に保存食にしてしまうほうが、しっかりおいしく食べきることができます。
あんずは、ジャムにすると、びっくりすほど生食とは全然違った味になります!
生食ではふんわりした柔らかい味なのに、ジャムにすると酸味の主張が本当にすごい…。
こんなに印象が変わる果物も、珍しいと思います。
あんずジャムの作り方
作り始める前の注意として1点。
あんずはとくに酸味が強い果物なので、アルミの鍋を使わないようにしましょう。
ジャムに適した鍋については、こちら→
- あんずを洗って、水気をよくふき取ります。
- あんずが半分になるように、一周くるっと切れ込みをいれます。
片側半分を回転させるように回すと、二つに分かれます。 - 種をとって、果肉の重さを計り、砂糖を準備します。
- 果肉を適当な大きさに切り、鍋に入れて、砂糖をまぶします。
ラップや蓋をして、1時間ほど置きます。 - あんずの水分が出て、しっとりしたら、鍋を強火にかけます。
- 沸騰してアクが出てきたら、アクをスプーンで取ります。
- 中火にして、木べらで混ぜながら煮ます。
10分くらいで水分が減り、とろみが出てきます。 - お好みの煮詰め加減でレモン汁を加えます。
さらに1分ほど煮詰めてから、火を止めます。 - 熱いうちに、瓶に詰めます。
瓶に詰めた後は、瓶を逆さにして冷まします
瓶の保存方法については、こちら→
あんずの皮は、煮崩れるので、むかなくても大丈夫です。
アクは、おいしいアクですから、気にしなくても平気です。
おいしいアクについては、こちら→
あんずジャムが酸っぱくなる理由
手作りのあんずジャムは、市販品よりずっと酸っぱく感じます。ダイレクトに酸味が来る感じです。
ですから、はじめて手作りすると、酸味にびっくりしてしまうかも…
酸っぱくなりすぎる理由は2つ↓
- 砂糖の量が少なかった
- 煮詰めすぎてしまった
どちらかです。
前章のレシピでは、砂糖の量をあんずの果肉の量の50%の量にしました。
お子さんがいらっしゃるのなら、60%くらいに増やしてもいいと思います。
我が家では、煮込み料理用に、砂糖の量が低めのジャムも作っています。
ちなみに、煮込み料理などに使うと、コクのあるトマトを使ったような味に仕上がります。砂糖の甘さは、全く気になりません。
もし、酸っぱくなりすぎてしまい、そのままでは食べにくかったら、料理に使ってみてください。
ジャムは冷えると、若干かたくなったように感じます。
すこしゆるいかな?と思うところで火を止めるのがポイントです。
煮詰めすぎると、味が凝縮されるので、味が濃く感じられるようになります。
甘さも酸っぱさも強調されるようになるので、あまり煮詰めすぎないほうが、食べやすくなります。
あんずジャムのまとめ
あんずジャムは、これからの熱い季節に、かき氷やアイスクリームのシロップとして、大活躍しますよ♪
程よい酸味で、食欲が増しますから、ぜひ作ってみてください。
また、ジャムを作って残った種は、あんず酒や杏仁豆腐を作るのに使っています。
杏仁豆腐の杏仁は、あんずの種のことです。漢方として古くから使われています。
あんずの種の利用方法は、こちら→
最後までお読みいただきありがとうございました◎