こんにちは!ふきよせです。
夏のイベントで浴衣を着たいと思って、いざ購入しようとお店に行ったら、何が必要かわからない…そんなお悩みは、少なくないでしょう。
着付け用小物も、帯の種類も、たくさんあって迷ってしまいますよね。
女性が浴衣を着るために、最低限必要なものと、身近なもので代用する方法をご説明します。
浴衣に使うことができる帯の種類についても解説します。
浴衣を着るときに困らないように、しっかり確認しておきましょう。
浴衣の着付けで必要なもの
浴衣を着るときに、最低限必要なものと、あると便利なものがあります。
はじめに、最低限必要なものから、確認していきましょう。
最低限必要なもの
最近では、お手入れが簡単な化繊の浴衣もたくさん出回っていますね。
浴衣のサイズの目安は、身丈(肩から裾までの長さ)=身長です。
許容範囲は、±5cmです。
それ以上大きかったり小さかったりすると、不格好になってしまったり、着付けにテクニックが必要になったりします。
詳しくはのちほどご説明します。
浴衣スリップなどがあります。
浴衣の下に着る肌着は、肌が透けて見えてしまうことを防ぐ他、汗を吸いとったり、裾が絡みつかないようにして歩きやすく(裾さばきといいます)したりする効果があります。
1本は、浴衣を羽織ったあとに、腰骨の上で結ぶ紐(ウエストではないところが着崩れを防ぐポイント!)です。
もう1本は、おはしょり(長い着物を腰の上でたくし上げた部分)を作ったあとに、胸のすぐ下で結ぶ紐です。
この紐は、腰ひもと同じ紐でもいいですし、下記の物でも大丈夫です。
- 着物ベルト(コーリンベルトが有名です)
- 伊達締め(薄くて細い下帯)
- マジックベルト(腰のサポーターたいなマジックテープでとめるベルト)
下駄はカジュアルなスニーカーやサンダル、草履はハイヒールのような意味合いがあります。
夏祭りや花火大会のイベントには下駄でしょう。
レストランでの会食などで、浴衣を夏の着物として着こなす(下に衿がついた長襦袢を着る)場合は草履が合うと思います。
あると便利なもの
ワイヤー入りの下着は、帯で締まって、苦しくなるので、避けましょう。ひどくなると、うっ血してアザができます。
帯の間に挟む板です。
帯板があると、帯にしわができず、きりっと仕上がります。
ウエストがくびれていると寸胴型にならないので、タオルを巻いて、ふっくらさせるのです。
帯下の汗とりにも役立ちます。
温泉旅館などでもらえるような、薄めのタオルが最適です。
金属部分が布と擦れたり、袖に引っかかったりすると、いたみや破れの原因になります。
着物は縫い直すのが大変ですから、持ち物にも気を付けましょう。
※「衿芯(えりしん)は必要ないのですか?」というお問い合わせをいただきましたので、別記事にてご説明します。
衿芯については、こちら→
市販のセット
市販のセットに含まれるものは、ほとんど同じ組み合わせです。
- 浴衣用肌着
- 腰ひもorゴムタイプの紐
- マジックベルト
- 着物ベルト(コーリンベルト)
- 帯板(前板)
着付けセットは、紐の数に違いがあり、4~6点セットになっていることが多いですね。
浴衣セットと着付けセットがあれば、一通りのものが揃います。
全部そろっているセットも↓
こちらはなんと、浴衣が綿100%!着心地の良さとお手入れのしやすさは、綿が圧倒的です。
Sサイズがあるのも◎
帯も、作り帯に変更できます。作り帯については、あとで説明しますね。
浴衣の必要なものは代用できる?
タンクトップは、衿からはみ出ないように、襟ぐりの大きく開いている形がおすすめです。
浴衣によっては、透けて見えます。
離れてみたら、下着のラインがスケスケということもあり得ます!
明るいところで、事前にしっかり確認してください。(前に下着スケスケの子、見ちゃったのですよね…ため息
七五三など着付けの現場などでも、緊急時に使われています。
ペタンコより、少し厚底のほうが、裾を汚しにくいです。
夏場は暑くて汗で蒸れますから、クリアファイルのほうがいいと思います。
厚紙はふにゃってなります。
浴衣の帯はどれが必要?
浴衣に使われる帯はいろいろあるのですが、今回は夏祭りなどのカジュアルなシーンで合わせる帯を紹介します。
用意する帯は、どれか一つで大丈夫です。
結ぶのが難しい→簡単の順番でご紹介します。
幅が15~16cmで、長さは3~4mの帯です。
通常の帯の半分の幅なので、半幅帯と呼ばれます。(そのまんま…)
浴衣の他に、普段着の着物でも締めることのできる帯です。
半幅帯と見た目がとても似ています。とくに画像だとわかりにくいです。
半幅帯は、袋状に縫い合わされていたり、帯の中に芯が入っていたりして、厚手です。
それに対して、浴衣帯は一枚でできていて、ハリのある生地です。光沢のある生地も多くあります。
こども浴衣を着るときや、男性が着物をカジュアルに着るときに、多く使われている帯です。
最近では大人の女性も使っていて、若い世代に人気です。
もちろん、子供用と大人用は、長さも強度も違いますから、購入するときには確認を忘れずに。
こども用はコレ↓金魚の尾みたいでかわいいです。
既に帯の結び部分の形が作られていて、巻くだけで完成する帯です。
慣れない方や着つける時間がとれない方には、とっても便利です。
難点をあげるとしたら、収納でかさばることと、毎回同じ結び方になってしまうことでしょうか。
浴衣を着るのに必要なもののまとめ
さいごに、必要なものをまとめます。
- 浴衣
- 帯
- 浴衣用肌着
- 腰ひも 2本
- 下駄
あると便利なもの
- 和装ブラ
- 帯板
- タオル
- かばん・巾着・かご
必要なものは、一度揃えてしまえば、また次の年も使うことができます。
振袖を着た方は、紐類がご実家に眠っているかもしれませんね。振袖用の帯板は幅が広くて使えませんが、それ以外の物は使えます。
必要なものは、急には揃えられないものもありますから、浴衣を着る予定よりも一週間くらい前までには、必ず確認しておきましょう。
浴衣で楽しい夏のひとときを。
最後までお読みいただきありがとうございました◎