こんにちは!ふきよせです。
南からの暖かい風が吹くようになり、少しですが春が近づいてきたように感じます。
日差しが暖かい日は、のんびりお散歩をしたり、お花見をしたり、外へ出たくなりますよね。
そんな時に、梅の花見はいかがでしょうか?
そろそろ、梅の花が咲き始める時期です。
「地方の広大な梅林も素晴らしいけれど、気楽なちょっとしたお出かけで、梅の花を楽しみたい」
このようなご希望にお応えできる、都内有数の梅の名所、湯島天神の梅まつりをご紹介します。
梅まつりを東京で楽しむなら湯島へ
学業成就の神様、菅原道真公をお祀りしている天神さま。
道真公は梅の花をこよなく愛し、梅にまつわるたくさんの和歌をのこしています。
梅は道真公ゆかりの花となり、ご神紋は梅を象徴とした梅紋になっています。
中でも、関東三大天神の一つ湯島天神は、約300本の梅の木があり、小規模ながらも素晴らしい梅園があります。
毎年開催される梅まつりは、2017年で60回を迎える伝統あるお祭りです。
梅まつりの開催期間は下記のとおりです。
時間:8:00~19:30
入園料:無料
梅まつりの期間は、境内に屋台が並び、週末には地方の物産展も併設されます。
とくに、おすすめする見どころは、週末の奉納演芸です。
雅楽、和太鼓、日本舞踊、三味線などの和の芸能はもちろん、ベリーダンス、フラメンコなど、さまざまな舞踊も奉納されます。
咲き誇る梅の花のもと、真剣に演奏や踊りを披露なさる方々の姿は、とても美しく、感動します。必見です!
湯島天神の梅の見頃
節分の頃から、早咲きの梅のつぼみはほころび始めていますが、まだまだつぼみの木が多いです。
例年見ている傾向からは、2月下旬から3月上旬が見頃だと感じます。
お祭り後半のほうが、花が咲揃っていて、赤やピンクに染まった境内を見ることができます。
千代田線湯島駅に近い女坂(ゆるやかな階段)は、階段の側に梅が植えられていて、とてもきれいです!
行きでも帰りでも良いので、ゆっくり歩きながら通ってみてください。
詳細な地図や周辺情報は、こちら→【楽天たびノート】
湯島天神の梅を眺めながら和菓子をどうぞ
花見といったら、団子ですよね。笑
私がいつも楽しみにしているのが、野点(のだて、野外の茶会のこと)です!
梅まつりの期間の日曜日は、境内の梅園の中で、お抹茶とお菓子がいただけるのです♪
実は湯島天満宮は、茶道裏千家のお家元が献茶式をなさる、茶道とゆかりのある由緒正しい神社なのです。
この野点、なんと500円!ワンコインで楽しめます。
普段、茶道や和の文化に触れることの少ない方でも、気軽に体験できます。もちろん、和装で正装していかなくても大丈夫。
お抹茶やお菓子のいただき方がわからなければ、「はじめてなので」「不慣れなもので」と言って、恥ずかしがらずに聞いてしまいましょう。教えてくださいます。
お抹茶の飲み方については、こちら→
梅の花の庭に赤い毛氈(もうせん、敷物のこと)が映えた美しい景色の中で、おいしい抹茶とお菓子、至福です。
10:30~ですが、すぐに売り切れてしまいます。ご希望の方は、お早めに。
境内で販売されている和菓子もおいしいです。
完売必至の合格大福は、見つけたらラッキーです。
酒蒸し饅頭も、いい匂いを漂わせているので、ついうっかり手が伸びます。
お菓子ではないですが、合格甘酒も人気です。飲んでいる人、多いです。
合格梅干しは、酸っぱすぎないまろやかなお味で、おいしいです。
境内は、合格と書かれたたくさんのおいしい物で溢れています。笑
湯島天神の梅まつりのまとめ
湯島天神からの帰り道、必ず寄るお店があります。
天神下交差点のつる瀬さん。昭和5年創業の老舗です。
こちらで買うのが、ふく梅というお菓子。(また和菓子かよ!)
湯島天神の白梅を表現していて、湯島天神千百年祭の献上菓子です。梅紫蘇入りの白餡をういろうで包み、紀州産の梅干しが中央にのっています。
「そのままの梅干し!?」とはじめは衝撃でしたが、餡の甘さと梅の酸っぱさが相まって絶妙なお味で、くせになります。
ぁあ。甘い物ばっかりの紹介になってしまいました。甘い物苦手な皆さん、ごめんなさい。
早春の梅のお祭りに、柔らかくて甘い和菓子、いいお天気の中でふわふわとした陽気な雰囲気を楽しんできてください。
最後までお読みいただきありがとうございました◎