こんにちは!ふきよせです。
多くの人が訪れることで有名な秋の展覧会、正倉院展(しょうそういんてん)。
毎年「正倉院展が始まりました」と報じられるニュースでは、入館待ちの長蛇の列が映し出されます。
「正倉院展に行って見たいな~」と思っていても、そんな映像を見てしまうと、しり込みしてしまいますよね(;’∀’)
混雑状況がわかっていれば、覚悟をもって正倉院展に挑めますし、混雑を避けることもできます。
また、混雑回避を意識すると、選ぶべきチケットの種類が変わることも。
正倉院展好きの私が体験をもとに、混雑回避のポイントと、効果的なチケットの購入方法をご紹介します。
目次
正倉院展の混雑状況
正倉院展は、毎年20万人以上もの人が訪れる大人気の展覧会です。
正倉院展がどんな展覧会なのかは、こちら→
2016年の1日あたりの入場者数は、なんと12,271人。
単純計算で1時間に1364人もの人が訪れていることになります( ゚Д゚)
もちろん、混雑状況には波があって、基本的に下記のとおり↓
- 土日祝日>平日
- 昼間>夕方以降
1番混んでいるのは、土日祝日の昼間
1番空いているのは、平日の夕方
ということになります。
そうそう、
これだけ混んでいると、小さいお子さんがいるパパママさんは、子連れで正倉院展に行くのをためらいますよね…
事前予約が必要ですが、奈良国立博物館は託児所を用意しています。
お子さんがいるのなら、ゆっくり安全に鑑賞できるように、こちらもご検討ください^^
託児所については、こちら→
正倉院展の混雑回避のポイントは時間帯と団体客
正倉院展は9:00に開館し、平日は18:00、土日祝日は20:00に閉館します。
ご年配の方や、小さなお子さんがいらっしゃる方は、昼間に外出する傾向がありますよね。
必然的に、昼間の方が、来場者が多くなります。
また、正倉院展には、旅行会社のツアー団体の他、学校行事として学生の団体も、たくさん訪れます。
ですから、混雑を避けるためには、団体客の動きも把握しておく必要があります。
これらのことをふまえて、昼間に鑑賞する場合と、夕方以降に鑑賞する場合の、混雑回避方法と、選ぶべきチケットについてご説明します。
昼間に鑑賞する場合
開館前から並ぶ人も多く、開館直後はかなり混みます。
空いているときでも15~30分くらい、混んでいると1時間半待ちなど。
あまりにも混んでいるときは、開館時間が15分ほど早まることがあります。
10時から15時までは、団体が入ります。
でも、団体は必ずお昼休憩をとりますから、会場はお昼に人が少なくなります。
12時には会場に入れるように並んでおくと、ちょうど空いているときに鑑賞できます。
13時を過ぎると、また人が徐々に増え始めます。
昼間に鑑賞するのなら、前売りチケットを購入しておきましょう。
前売りチケットを持っていれば、すぐに入館の列に並ぶことができます。
当日券を買う列に並んでから、入館の列に並ぶと、時間が大幅にかかってしまいます。
購入方法は次の章でご説明しますね。
夕方以降に鑑賞する場合
スケジュールに余裕があるのなら、遅い時間もおすすめです。
団体が入館するのは15時までですから、16:30頃からはグッと人が少なくなります。
(正倉院展の鑑賞時間は、だいたい1時間半とされています)
閉館時間までという時間制限がありますが、かなり館内は動きやすくなります。
夕方以降に鑑賞するのなら、オータムレイトチケットを購入するとお得です。
オータムレイトチケットは、閉館時間1時間半前(平日16:30、土日祝日18:30)から使える当日券です。
発売時間は、入館可能時間の1時間前からです。
団体利用
もし、「スケジュールがタイトだから、もっと効率的に鑑賞したい」
「足腰が弱くて、ずっと並ぶのが不安」という状況でしたら、
あえて団体客になってしまうという方法がおすすめです。
ツアーに申し込めば、予定に沿って優先的に入館させてもらえまし、チケットも用意してもらえます(そしてちょっとお得)
お得なツアーについては、こちら→
正倉院展のチケット購入方法
チケットの種類と価格
当日券、団体券、オータムレイトチケットは、奈良国立博物館観覧券売場で販売されます。
当日 | 前売・団体 | オータムレイト | |
一般 | 1,100円 | 1,000円 | 800円 |
高校生 大学生 |
700円 | 600円 | 500円 |
小学生 中学生 |
400円 | 300円 | 200円 |
親子ペア | 1,100円 |
団体は、責任者が引率する20名以上です。
親子ペア観覧券は、一般1名と小・中学生1名がセットになっています。
前売り券のみで、主要プレイガイド、コンビニエンスストア(一部)で販売されます。
障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
前売り券
販売期間 9/12(水)~10/26(金)
販売店
- 奈良国立博物館観覧券売場
- 近鉄主要駅
- 近畿日本ツーリスト
- JR東海ツアーズ
- JTB
- 日本旅行
- ローソンチケット
- セブン-イレブン
- チケットぴあ
- CNプレイガイド
- イープラス など
その他のチケット
その他に、招待券や割引券があります。
読売新聞社が協力しているので、新聞をとっていると割引券がもらえたり、関連会社などの景品として招待券がもらえたりします。
また、奈良近隣の宿泊施設では、鑑賞券付きの宿泊プランを用意しているところも。
周辺のおすすめ宿については、こちら→
ご自身の旅の予定と照らし合わせて、ぴったりなチケットを探してみてくださいね。
体験談
少し体験談を。
私は学生の頃からずっと正倉院展に行っていまして。
学生のときはお金もなかったので、学校が終わった金曜日の夜、京都行きの夜行バスに乗り、朝から正倉院展に行き、その日の夜中に帰ってくるという、弾丸ツアーを決行していました。
はじめてこの方法で行ったときは、奈良公園をのんびり散歩してから、開館30分前くらいに行ったら長蛇の列で…orz
人気の高さと、皆さんの熱意に驚きました。汗
卒業してからは、有給をとってのんびり奈良に宿泊しつつ、正倉院展を楽しんでいます。
私は飽きずに何時間でも会場にいれるので、「混んでるな~」と思ったら途中で会場を出て、空いてきた頃を見計らって再入場したりしています。
出口で再入場を申告すると、スタンプを押してもらえて、当日ならもう一度入ることができるんです。
外では、歩いてすぐの興福寺で特別公開を拝観したり、ご飯を食べたりしています。
正倉院を見に行ったことも。
奈良国立博物館周辺だけでも、かなり見応えのある場所がたくさんありますから、存分に楽しめると思います^^
正倉院展の混雑回避のまとめ
1年に1回の展覧会で、どうしても混んでしまうと思いますが、人の流れを見つつ、上手にスケジュールを立ててみてください。
そして、スケジュールに合わせて、必要なチケットを選んでください。
時期が合えば、紅葉も楽しむことができます。
秋のお出かけに、古都奈良で行われる正倉院展、ぜひご検討くださいね^^
最後までお読みいただきありがとうございました◎