こんにちは!ふきよせです。
ひな祭りの日に、ママ友と集まったり、お嬢さんがお友達をお家に呼んだりして、ひな祭りパーティーが行われることはよくありますよね。いくつになっても、女の子同士の集まりは楽しい物です。
おやつのお菓子はお決まりですか?
もちろんデザートやケーキでもよいのですが、せっかくの日本のお祝いですし、昔ながらのひな祭りの定番お菓子、ひなあられにしてみてはいかがでしょうか。
ひなあられを食べる意味と、ご家庭でも簡単にできるレシピをご紹介します。ちょっとした飾り方のコツもお伝えしますね。
ひな祭りにひなあられを食べる意味
ひなあられの歴史は古く、平安時代に、宮廷の女性たちによる「ひいな遊び」という人形遊びがあったと記録されています。
「雛の国見せ」といって、雛人形を外に持って出かけ、お雛様に景色を見せてあげることもあったとか。そのときに、菱餅を砕いて作ったあられを持って出かけたとされています。
お人形とおやつをもって、春の野にピクニックに出かける感じですね。ほほえましいです。
ひな祭りの菱餅については、こちら→
ひな祭りの桃の花の飾り方については、こちら→
ひなあられは、ほしいい(もち米を炊いたり蒸したりした後に、十分に乾燥させたもの)や豆を炒って膨らまし、味をつけた、和菓子の一種です。
関西では、もち米を使って直径1cmくらいのあられにし、醤油・海老・青海苔などさまざまな味をつけたものが主流です。
関西老舗のひなあられは、こちら↓
とよす ひなあられ |
とよすさんのひなあられは、五行説の五色(火=赤色、土=黄色、金=白色、水=黒色、木=緑色)をもとにした5種の味に、子供の好きなチョコレート味を加えた6種の味となっています。
関東では、うるち米をそのまま膨らませて、砂糖をまぶして甘味をつけたものが主流です。
関東老舗のひなあられは、こちら↓
【季節限定品】榮太樓 雛あられひなあられ【在庫がなくなり次第終了】 |
色は、あられを直接着色しているものと、色つきの砂糖をあられにかけているものがあります。
ひなあられの色、「桃・緑・黄・白」の4色は、それぞれ「春・夏・秋・冬」の四季をあらわしているそう。一年を通してお嬢さんの幸せを願っているのですね。
ひな祭りに作るひなあられ簡単レシピ
作ってみると、思いのほか、簡単においしくできます。
おうちで作るのならば、揚げて冷ましたくらいの、できたてがおいしいです。時間があまりなければ前日の夜か、当日の朝に作っておきましょう。
桃・緑・黄・白の4色を一色ずつ作ります。
各色はもち米50gです。
〈あられの作り方〉
① 揚げ油を170~200℃に熱します。
焦がさないように、火の加減に気を付けてください。
② もち米を洗わずにそのまま油に入れます。
均等に火を通りやすくするために、少量ずつにわけて揚げます。
③ ポップコーンのように弾けたら、すぐにキッチンペーパーの上に取りだし、粗熱を取ります。
〈色のつけ方〉
④ 4枚のポリ袋に、粉砂糖を各大さじ1ずつ入れます。
⑤ 3つの袋には、食紅を小さじ1/3くらいの少量を入れます。
少量であればあるほど、パステル色のような淡い色になります。
⑥ 各袋に③であげたあられを1/4ずつ入れ、袋をシャカシャカ振って色をつけます。
※食紅は濡れた手で触ると落ちやすいので、気をつけてください。
もち米を使わずに、切り餅で作ることもできます。
切り餅の分量は、1色分1.5個で、合計6個です。切り餅を約5mm角の小さな賽の目に切って、揚げてください。
賽の目に切った餅は、よく乾燥させ水分をとばしてからあげると、きれいに揚がります。
熱い工程は大人しかできませんが、色づけならば子供と一緒に作業をしてもいいですね。
ひな祭りにぴったりなひなあられの飾り方
せっかくひなあられを用意したのならば、雛人形にお供えしたり、ひな壇に飾ったりしたいですよね。
おすすめする飾り方は、折り紙を使う方法です。
豆皿などの平らのお皿に、折り紙で作った箱をのせ、折り紙の箱の中にひなあられを入れます。
実はこの折り紙の箱、かわいいうえに実用的なのです。
あられは油分があるので、余分な油を紙が吸いとってくれます。
また、あられのぽろぽろしたかけらや、取れてしまった着色パウダーなどが飛び散らず、箱の中にたまるので、雛かざりを汚さず、後片付けも楽ちんです!
飾るだけではなく、みんなの分を取り分けるときに使うのも便利です。
お子さんでも作れる簡単な折り紙の箱をご紹介しますね。
それぞれの作り方のページへリンクしています↓
かしばこ→ / はこ1→ / はこ2→ / かざりばこ→ / さんぽう→
私がよく作るのは、かしばことかざりばこです。
紙のサイズを変えれば、いろいろな大きさに対応できますし、紙の柄を変えれば、印象をがらりと変えることができます。
普通の折り紙はもちろん、和紙やポップな色紙などを使って、ご自宅のお雛様のイメージに合わせて、紙を選んでみてください。
ひなあられのまとめ
以前、私が一目ぼれしてしまったひなあられが、こちら↓↓
【ひなまつり期間限定】ひなあられセット桃の節句特別アイテムひな祭りのギフトに/ひな祭りの内祝いに/女性へのギフトに/季節の手土産に/女の子へのプレゼントに/とんねるず食わず嫌い総合3位老舗のひなあられ/お菓子/和菓子 |
和菓子の老舗、赤坂の青野さんと、漆器の老舗、山田漆器店の季節限定のコラボです。
たまにコラボやるんですよ、この2店…
おいしいうえに、上質。文句の言いようがありません。コラボ商品をコンプリートしたい衝動に駆られます。
漆器は、雛飾りに一緒に飾ったり、お客様にお菓子をお出しするときに使ったりしています。何件か、お祝いにも使わせてもらって、とても喜んでいただけました。気になる方はお早めに。
大人になった今でも、ひなあられを少しずつ食べる様子や、食べたときの軽い食感を、楽しく感じます。
ひなあられ片手に、おしゃべりもはずむことでしょう。楽しいひな祭りをお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました◎