こんにちは!ふきよせです。
「ひな祭りだからちょっとお花を飾ってみようかな?」
ふだんお花をご自宅で飾らない方でも、桃の花が入った花束に魅かれることもあるでしょう。
「でも、うちに大きめな花瓶がないから、やめておこうかな…」
え!ちょっと待って!
花瓶がなくても、おしゃれにかわいく飾ることができますよ。
ひな祭りにぴったりな、ご家庭でできる桃の花の飾り方をご提案します。
今まであまりお花を扱ったことがなくても、簡単にできる方法ですから、ぜひ挑戦してみてください。
ひな祭りの桃の花の飾り方
ひな祭りの頃は、お花屋さんはもちろん、スーパーやホームセンターのお花売り場でも、桃の花の入った花束が販売されています。
花束に一緒に包まれているのは、菜の花・ガーベラ・スイートピーといった、春のお花でしょうか?かわいい色合わせが多いですよね。
花瓶にお水を入れて、全部一緒に生けるのは、簡単で素敵に仕上がる方法なのですが、水の管理が少し難しいのです。
というのも、お水をたっぷり欲しがる桃の枝と、少しのお水を好む他の花を同居させることになるからです。
花の水の量については、こちら→
一緒に飾りたいときには、少し手間をかけて、アレンジメントや生け花にすることをおすすめします。正式ではなく簡易なやり方なので、なんちゃって生け花ですね。
参考までのアレンジメントの検索画像は、こちら→
参考までの生け花の検索画像は、こちら→
アレンジメントや生け花にしておくと、水が減ってきたら足して、傷んできたお花があったらそのお花だけを抜いて処置をして、と管理が楽になります。
「アレンジメントや生け花は習ったことがないから」「センスが…」と躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫。
ご家庭で飾る分には、誰からも、とやかく言われません。笑
道具は100円ショップで手に入ります。
大きな花瓶がなくても、おうちにあるボウルや食器でもできます。安定感のある器が、扱いやすいです。
ちなみに私のお気に入りは、IKEAの陶器のボウルです。
花材が多ければアレンジメントに、花材が少なければ生け花にしてみると、取り組みやすいと思います。
桃の花を使ったアレンジメント
アレンジメントの特徴は、吸水スポンジに切り花を挿していきます。
オアシスともいわれますね。オアシスは商品名の一つです。
フローラル フォーム(吸水フォーム、スポンジ、オアシス、ブリック)【花材】【資材】 |
吸水スポンジの取り扱いはさほど難しくありませんが、無理に水を吸わせると中に空気が入ってしまい、花が水を吸えなくなることがあります。
たっぷり水を張ったバケツに、吸水スポンジを浮かべ、自然に水を吸って沈んでから使います。沈むだけの深さのある容器をつかってください。
私は、お花を生けたいと思っている日の前の晩に、水を吸わせています。
① 吸水スポンジを器より少しだけ大きく切り、吸水させておきます。
② 花の水あげをします。
桃の花の水あげについては、こちら→
その他の花のあげについては、こちら→
③ 水を吸った吸水スポンジをカットし、器に入れます。
④ 吸水スポンジが器の中でグラグラしないくらい、
ぴったりとしたサイズにしましょう。
⑤ 器に水を入れます。
⑥ 花を挿していきます。
挿すときは、茎を切り、吸水スポンジの中心に向かって挿します。切り口は斜めになるように切ります。
挿し間違えて挿しかえるときは、もう一度茎を切り、一度挿した穴に挿さないようにしましょう。
フラワーアレンジメントのやり方は、一番下にくる葉(ベースカバーとなるグリーン)から挿して、メインの花を挿して…という順番で行われることが多いです。
しかし、慣れない方にとっては、全体のバランスが見えていないのにベースから作っていく作業はとても難しいのです。
背の高い桃から挿していき、バランスを見て他の花を挿し、最後に隙間に葉を挿していく方が簡単です。
これこれ!という順番で作っている動画を探し出しましたので、ご紹介しますね。↓
小さいバージョンはこちら↓
桃の花を使ったなんちゃって生け花
生け花の特徴は、剣山に切り花を挿していきます。
剣山とは、金属製の針を上に向けて植えた道具です。枝ものがあるときは、少し大きめで重めの剣山だと生けやすいです。
【日本製】丸型徳用剣山 直径9cm (華道具・生け花用品) |
① 花の水あげをします。
② 器に剣山を置き、水を張ります。
③ 花を生けていきます。
④ 茎を切り、剣山に挿していきます。
メインになる桃の枝から生けます。
桃はまっすぐな枝でも、手でしならせて曲げることができます。しなやかな曲線を描くように整えてから生けます。
剣山の針に挿すというよりは、針の隙間に挿す感じでしょうか。枝ものは、まっすぐ生けてから、向かせたい方向に倒します。枝は硬いので気をつけてください。
枝を生けたら、バランスを見ながら、他のお花も生けていきましょう。
桃の花の飾り方のまとめ
「桃の木と根元に咲く野の花」「桃の花の咲く遠山と、手前の春の花」などと、風景をイメージしながら構成するのがコツです。
お子さんと一緒に、花生けをされてもいいですね。すてきな思い出になるでしょう。
飾ったあとのお手入れは以下です↓
水切れを起こさないように、こまめに水を確認し足します。
・水の吸い上げが悪い花は抜いて、茎を切り戻し、挿し直します。
・枯れてきた花は抜いて、バランスが崩れたら生け直します。
本格的になさっている方からすれば、雑!とお叱りを受けてしまいそうな、ざっくりした飾り方ですが。汗
春のお花を、自由に存分に楽しんでいただければ、嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました◎