雛人形選びのポイント。飾る期間と場所から決める方法

ひな祭り
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こんにちは!ふきよせです。

お嬢さんの初節句をお迎えになるお母さまお父さま、おめでとうございます。

雛人形を購入しようと思ってお店に行くと、たくさんの数の雛人形に圧倒されてしまいます。
お手頃価格のものから高額なものまでずらりと並び、何を基準に選んだらよいかわからなくなってしまいます。

何度も買い替えるものではありませんし、失敗せずに選びたいですよね。
雛人形を選ぶときに確認すべきポイントをご紹介します。

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後悔しない雛人形選びのポイント

お雛様を選ぶときに、お店の方に聞いたり、ネットで調べてみたりすると、「一番大切なのはお顔」と言われます。
まぁ、お人形なので好みのお顔かは大事です。

けれど、購入後に後悔したり悩んだりするのは、お顔ではなく、それ以外の大切なことを見落として購入してしまったからなのです。

雛人形に限ったことではないのですが、飾りものを選ぶときに一番大切なことは、今だけではなく未来を見て購入することです。

チェックポイントは以下です。

・お嬢さんが所有するであろう年月
・その年月に耐えうる素材と保証
・実際に飾る場所
・収納場所

それでは、具体的にみていきましょう。

雛人形を飾る期間について考える

お嬢さんが所有するであろう年月
まずは、お嬢さんがこの先、いつまで雛人形を所有するのかをイメージしてみてください。

・成人するまで飾るのか
・お嫁に行くまで飾るのか
・嫁ぎ先にも持って行って一生飾るのか

成長途中で飾れない年があることも考えられます。
妹が生まれた場合、共有の雛人形とさせたいのでしたら、姉妹が成長した後は誰が所有権を持つのでしょうか?

もちろん、未来のことは確実ではありません。しかし、お嬢さんにいつまで持っていて欲しいお人形なのか、現時点でのご両親の希望を明らかにしてみてください。

その年月に耐えうる素材と保証
次に、お嬢さんが所有して飾る可能性のある年月の長さから、素材や保証について決めることができます。

雛人形の価格は、使っている素材に大きく左右されます。
化繊の着物なのか正絹の着物なのか。プラスチックの小物なのか木製の小物なのか。ラッカー塗装なのか漆塗りなのか。
こだわればこだわるほど、お値段が上がります。

「成人するまで持っていたら十分」「子供のときだけ飾りたい」などと、比較的飾る期間が短いのでしたら、着物や小物の素材の経年劣化については、あまり気にしなくてもよいでしょう。人口素材を賢く選べば、お値段を抑えることもできます。

「お嫁に行ってからも、ずっと持っていてほしい」というご希望で、長い年月飾る想定でしたら、保証や修理などアフターサービスがついているかどうかの確認が必要です。何かトラブルがあっても、細かく相談することができる、人形専門店でのご購入をおすすめします。

雛人形を飾る場所について考える

実際に飾る場所
飾る場所について考えてみましょう。

和室の床の間なのか、リビングのサイドボードの上なのか、玄関なのか。
今後変わっていくかもしれませんが、初節句も含めて当面の間置きたいと考えている場所を決めましょう。

そして、その飾れるスペースの縦・横・高さをしっかりと計ってメモしてください。
購入するときは、この計ったサイズより、縦・横・高さそれぞれ最低でも10cmずつは小さい物を選びます。
持ったときに手が入るスペースを確保するためです。スペースには余裕があるほうが安全です。

わんぱくな猫や放し飼いの鳥など、動物を飼っていらっしゃるご家庭は、動物が雛人形に接触する可能性があるかどうかを見極めてください。
ぶつかったりすると、雛人形が壊れるかもしれませんし、ペットもけがをしてしまうこともあります。
そのような時は、ケース入りの雛人形を検討されても良いかもしれません。ケースはガラス製とアクリル製があります。ガラスは割れる危険もありますので、ご家庭の状況からご判断ください。

ケース入りには、お人形が土台にくっついていて、動かせない物もあります。お子さんが人形を触れるようにしたいときは、ご注意ください。

収納場所
押し入れやクローゼットにしまうのか、納戸にしまうのか、収納場所を確保しましょう。

雛人形は、逆さや斜めにしてしまえないので、それなりに場所をとります。カビが発生しないように湿気のない場所を選ばなくてはなりません。
雛人形は、思っている以上に重いので、あまり高いところにしまうのは、避けた方がいいと思います。腰を痛めますし、金属やガラスを使用した台やケースの場合、危険です。

台座に全てしまうことのできるタイプもありますし、段飾りなど組み立て式で分割するタイプもあります。ケース入りですとそのまましまえるので、ほとんど大きさは変わりません。
できれば収納スペースも、計ってメモしておきましょう。

今後、二人目三人目と女の子が生まれて姉妹が増えた場合のスペースについても考えておきましょう。
姉妹で雛人形を一人一つずつ持たせたいとお考えの場合は、一つ当たりの大きさに注意しなければなりません。飾る場所もしまう場所も、倍に必要です。

知人の双子のお嬢さんの雛人形が素敵だったのでご紹介します。

高さ20cmほどの一刀彫で作られて彩色された木製の立雛で、松の絵が描かれた桐箱に入っていました。とても美しいお内裏様とお雛様でした。

一生長く持ち続けて欲しいと思い、百貨店の美術画廊で選んだそうです。
なるほど、工芸家や彫刻家が制作した美術品ならば、将来床の間飾りや玄関飾りとしても飾れますし、万が一手放さないといけないときが来ても、古美術商などで値がつく資産となります。

お嬢さんたちが小さいときはお母さんが管理していて、今ではお子さんたちがそれぞれ管理しています。二人は雛人形を机の引き出しにしまっていました!飾る場所は、それぞれの机の上です。
収納箱は桐箱だけですから、毎年出してしまうのも楽ちんなのだとか。
とても賢いなぁと、感心しました。

同じ物ではありませんが、似た感じの物を探してみました↓

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こちらはお箱について書かれていませんね。ご検討の方は、お店にお問い合わせください。

雛人形選びのまとめ

お値段がお得とか、質が良いとか、顔が良いとかetc.
お店では店員さんからさまざまなセールストークを浴び、迷ってしまいがちです。

今回イメージしていただいた内容は、将来変わることがあるかもしれませんが、現時点での選ぶ基準となります。

「飾るスペースに合わせてサイズを小さくしたら、予算に余裕ができたから、お雛様の着物をグレードアップしようかな?」
「気に入ったものが2つあって迷ったけれど、組み立て方と収納方法を考えたらこっちがいいな」
というように、何を重視して、何を省くか、冷静に判断ができるようになります。

冷静な判断で、自信をもって雛人形を選んでください。
お嬢さんにふさわしい、大切なお人形に出会えますように。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

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