結婚祝いのプレゼントに食器を贈るのはタブー?喜ばれるためのマナー

結婚
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こんにちは!ふきよせです。

結婚祝いの定番として、馴染み深い食器。
結婚祝いのプレゼントに、食器を贈ろうと思う方は少なくないと思います。

食器を贈りたいと思ったときに気になるのが、贈り物としてのタブーやマナーですよね。
「価格は?」「ブランドは?」
気になることはたくさんあると思いますが、それよりも選ぶときに、気を付けていただきたい大切なことがあるのです。

私の経験から、食器を贈ろうと思ったときに、確認すべきことをご紹介します。
プレゼントを購入前に、ぜひご一読ください。

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結婚祝いのプレゼントで食器を贈りたいと思ったら

お店にはペアグラスやセットになったティーカップなど、結婚祝いにおすすめとされる食器がたくさんあります。
選ぶ側も、見ているだけでも楽しくなってしまいますよね。

工芸品を扱っている仕事柄、友人にもよく相談されます。

「知り合いの結婚祝いにペアの食器を贈ろうと思うのだけど、おすすめのブランドはどこ?」
「食器だったらいくつあっても困らないだろうし、人気がある物を教えて~」

このような相談を受けるたびに、「あぁ、またか…」と心が痛みます。

というのも、食器ほどハードルの高い贈り物はないといっても過言ではないくらい、食器は贈り物として難しい物だからです。

結婚祝いに食器はタブーなの?

さまざまな結婚情報サービスのアンケートで、食器は、もらって嬉しかった結婚祝いのランキングで上位にノミネートする一方、もらって困った結婚祝いのランキングでトップに君臨しています。
一見矛盾した結果ですよね。

「結婚祝いでもらった贈り物を返品したい」というお問い合わせがあるのも、事実です。哀

その理由を詳しく考えてみましょう。

食器のタブー

結婚祝いの贈り物には、語呂合わせや物のイメージから縁起が悪いと言われ、タブーとされる品がいくつかあります。
しかし、同じ品でも、見方を変えれば縁起が良いと、結婚祝いに推奨する意見もあるのです。

縁起が悪い× 縁起が良い○
陶磁器
ガラス
壊れたり割れたりすることから、別れを連想させる たくさんに割れて、数が増えるから子孫繁栄
刃物 切ることから別れを意味する 運命や未来を切り開く
三途の川への橋を渡す 人と人を結びつける橋渡し

もちろん、縁起を気にする方もいらっしゃるとは思いますが、物は言いようですよね。苦笑

ですから、縁起が良い悪いといったタブーが原因で、食器が嫌がられるわけではないのです。

食器がもらって困った贈り物になる状況

私自身や身の回りの人たちの経験から、食器が困った贈り物になってしまった事例をご紹介します。

好み
どんなに高価な物でも、好みでなければ使ってもらえないでしょう。

お相手の好みを知っていたとしても、お相手は新生活を始めるにあたって、新しいインテリアを揃えようとしているかもしれません。

私の友人は某キャラクターが大好きだったのですが、結婚を機に、旦那様とシンプルでかっこいいモノトーンのインテリアに統一したのです。
しかし、そのことを知らない人たちから、カラフルなキャラクターグッズがたくさん届き、友人は嘆いていました。

すでに同じ機能の物を持っている
結婚祝いは、とにかく同じ用途の物がかぶりやすいです。

「あの人は紅茶が好きだからティーカップにしよう」といった安直な発想は、とても危険です。
お相手の家には、二人で選んだお気に入りのティーセットが、すでに買ってあることも…。

引き出物で使われる可能性がある
食器は、結婚式の引き出物で使われる定番品です。ペアのブランド物は大変多いです。

以前、某有名ブランドのペアグラスを贈った方がいましたが、なんと引き出物も同じブランドのペアグラスでした…
きっと引き出物の変更も間に合わなかったのでしょうね。冷汗

これらのことから、縁起が悪い物を贈ってしまったというよりも、お相手の状況や心情を知らないまま、食器を贈ってしまったことが問題だったとわかります。

結婚祝いに食器を贈るときのマナー

食器が嫌われる事例をあげましたが、だからといって食器を贈ってはいけないわけではありません。
お相手の心情にぴったりな食器を選べば、大変喜ばれますし、一生涯大切にしてもらうことができる、素晴らしい贈り物となります。

食器を選ぶときの一番大切なマナーは、とことん相手の喜ぶことを考えることです。
友達への結婚祝いのプレゼントについては、こちら→

同じ食器でも、ある人にとってはいらない物で、ある人にとっては嬉しい物と、賛否両論あります。
その決定的な違いは、相手のことをわかっているかどうかです。

食器を贈りたいと思ったら、まずは、お相手に食器を贈っても良いか、直接うかがいましょう

サプライズをしたい気持ちも、よくわかります。
しかし、サプライズが許されるのは、消え物や消耗品まで
贈り物を贈るときは、長く残る物ほど、お相手の気持ちを優先させることが基本です。

もし、お相手が食器を欲しいということでしたら、さらに詳しくお話を聞きましょう。

お相手に確認すること
  • 欲しい食器のブランド
  • 欲しい食器の種類(グラス、カップ&ソーサー、大皿、小鉢など)
  • ペアやセットでもいいかどうか
  • 好きなテイスト(北欧デザイン、レースなどのかわいらしい物、真っ白でシンプルな物など)

こちらのだいたいの予算を告げると、お相手もリクエストしやすくなります。
見つからないことも考慮して、第3希望くらいまで聞いておきましょう。

「何でもいいよ」という方もいらっしゃると思います。その時は、せめて好きなテイストを聞いておくと、全くの期待外れな物を贈ってしまうことを、避けることができます。

結婚祝いの食器のまとめ

冠婚葬祭の贈り物のやりとりは、その後の人間関係にも響くことがあります。

相手の望まぬ物をあげてしまうと嫌がられ、望む物をあげれば喜ばれて大切にしてもらえる。
そんな食器は、諸刃の剣のような贈り物です。

食器がいくつあっても良いという考え方は、物がたくさん溢れている現代には、あまりふさわしくありませんし、無難に選ぶくらいなら、食器は選ばないほうがましです。

「ネットで評判がいいから」「価格がお祝いの相場にぴったりだから」そういった理由では選ばず、新婚のお二人のお話しをじっくりと聞いて、本当に必要とされる食器を見つけてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

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