こんにちは!ふきよせです。
お彼岸に、家族そろって食べるぼたもちやおはぎ、おいしいですよね~
和菓子大好きな私は、いつもペロリと2~3個食べてしまいます。
私が実家にいた頃は、お彼岸にはおはぎやぼたもちを作って、お墓からいちばん近くの祖父母の家へ行くのが習慣でした。
お供えのおもちって、実はすごく簡単に作れるんです。
簡単レシピをご紹介しますので、お子さんやご家族と作ってみてはいかがでしょう?
作っているときにお子さんに質問されそうな、おはぎとぼたもちの違いと、おはぎやぼたもちをお供えする理由についても、お伝えしますね。
おはぎとぼたもちの違い
作り方を説明する前に、おはぎとぼたもちの違いについて、お話しします。
諸説ありますが、基本的におはぎとぼたもちは、同じです。
もち米とうるち米を混ぜて炊き、軽くついて丸め、あんで包んだお餅です。
それぞれの季節に咲く、牡丹の花と萩の花に見立てたという説です。
収穫したての皮がやわらかい小豆を使って、小豆を皮ごと食べる粒あんがおはぎ、固くなった皮を取り除いて食べるこしあんはぼたもち。
小豆の収穫時期による説で、妙に説得力があります。
他に、お餅の大きさ説とか、米の粒の状態説とか、いろいろあります。
でも、ぼたもちで有名な京都老舗和菓子屋の仙太郎さんでは、一年中ぼたもちと呼んでいます。
その理由がこちら↓
売り物になりにくい欠けたお米の事って、いちばんしっくり感じたのは私だけでしょうか?
ちなみに、私が小さい頃に祖母に聞いた「ぼたもちとおはぎは何が違うの?」という質問に、返ってきた答えは「名前が違う」でしたw
おはぎとぼたもちの簡単レシピ
おはぎとぼたもちが同じということがわかったところで、ここからはおはぎに統一させてもらいますね。
おはぎとぼたもち…と書くと長いのでw
おはぎは、あんを作ってから、お餅を作ります。
お餅はお彼岸当日に作ったほうが、やわらかくて絶対においしいです。
でも、お彼岸当日はお墓参りにもいかなきゃいけませんし、できるだけおはぎを作る時間を減らしたいですよね。
ですから私は、お彼岸当日の負担を減らすために、あんは前の日の晩に作っておくようにしていました。
あんは冷めてからのほうが扱いやすいですし、お砂糖が小豆になじみます。
お出かけの時間に合わせて、手順を調節してみてくださいね。
それでは、おはぎの簡単な作り方をご紹介します。
- 小豆を鍋に入れ、水を入れて火にかけます。
- 沸騰したらざるにあけて、お湯をきります。
これを2回繰り返します。 - 3回目に、たっぷりの水を入れて火にかけます。
- 沸騰したら弱火にし、豆が指で軽くつぶれるくらいまで煮込みます。
途中でゆで汁が少なくなったら、水をたしてください。 - 豆がやわらかくなったらざるにあけて、お湯をきります。
- 小豆を鍋に入れ、砂糖を数回に分けて加えて混ぜます。
- 塩を加えて、混ぜます。
冷めたら、おはぎに使えるあんになります。
もし水っぽかったら、再度火にかけて、水分を飛ばしてください。
- お米を洗って炊飯器にセットし、ふつうに炊きます。
- 炊きあがったら、すりこ木棒などでごはんをつぶします。
少し粒が残っているくらいにします。 - お餅を丸めます。
- あんを丸めます。お餅とおなじくらいの大きさで、同じ数用意します。
- 丸めたあんを手のひらで平らにのばし、お餅をのせて、包むように丸めます。
きなこや黒ゴマをまぶしてもいいですね♪
そのときは、6の工程のあんとお餅を、逆転させます。
あんの量は、お餅の半分くらいがちょうどいいです。
きなこはお砂糖を混ぜると、時間がたつとベチャっとしてしまいます。
お砂糖なしがおすすめです。
おはぎとぼたもちがお彼岸のお供えになった理由
昔から日本では、赤色は魔除けの力があると信じられていていました。
お祝いや儀式のときには、赤い豆・小豆をお赤飯にしたり、あんにしたりして、捧げています。
お彼岸では、ご先祖様に感謝し家族の健康を祈ってきました。
その祈りのお供えとして、邪気をはらう食べ物であるおはぎを、墓前やお仏壇にお供えするようになりました。
お彼岸は、日本人にとって、大切な儀式の1つだったのですね。
そうそう、話は変わって…
お供えをお土産として持っていくときに、重箱に入れて持っていくと、とっても喜ばれます。
中身は同じ手作りなのに、タッパーで持っていくときと、反応が全然違いますよ~
なんだか、上等なお供えに見えるんでしょうね。笑
漆塗りの高級な重箱じゃなくて、樹脂製の重箱でも十分効果ありです。
おはぎとぼたもちのまとめ
質問されそうなおはぎにまつわる疑問をまとめると…
- 諸説ありますが、おはぎとぼたもちは同じ食べ物。
- お彼岸にお供えする理由は、小豆が邪気をはらう食べ物とされていたから。
お砂糖は庶民が手にすることのできない、高級品だったからですね。
自分たちにとって、高級な物をご先祖様にお供えして、そしてそのお下がりをいただく。
お彼岸が、家族にとって、とても大切な時間だったことがわかります。
ぜひおはぎを作って、家族団らんのひとときを、楽しくお過ごしください^^
最後までお読みいただきありがとうございました◎