お歳暮を贈るお相手に喜ばれる物の選び方と、お届けの時期

お歳暮
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こんにちは!ふきよせです。

年末にお買い物に出かけると、スーパーもデパートも、いたるところにお歳暮のギフトコーナーが設けられていて、「そろそろお歳暮を用意しなくちゃ!」と気づかされます。

ハムに洗剤に果物にお酒に油。
たくさんの品々の箱がずらりと並び、「あれもおいしそう!これ、私が欲しい!!」と目移りしてしまいます。

自分が欲しい物にはすぐ目が行くのですけれど、人さまにあげる物と思うと、お値段との兼ね合いもありますし、「さて、どうしようかな…?」と身構えてしまいます。
とくに、初めてお歳暮を贈る場合、何をどうやって選んだらよいか困ってしまいますよね。

せっかくの贈り物ですから、お相手に喜んでいただける物を間違いなく選びたいものです。

お歳暮を探しに行ったときに迷わず最適な贈り物を選べるよう、お歳暮について確認しておきましょう。

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お歳暮を贈るお相手は?

そもそも、お歳暮とは何でしょうか?
お歳暮という言葉は、年の暮れのことを意味していました。文字通りですね 笑

昔から日本には、嫁いだり分家したりして家を出た人が、お正月に先祖の霊や歳神様(その年一年の福をもたらす神様)を迎えるために必要なお供え物を、本家や親元へ持ち寄る習慣がありました。
江戸時代になると、その習慣から派生して、日ごろお世話になっている人たちに感謝する「歳暮まわり」と呼ばれる行事が行われるようになりました。

現在では、お世話になった人たちに一年の感謝の気持ちを込めて、年末に贈る「贈り物」そのものを指す言葉と変化しています。

これらの由来から、お歳暮をお贈りするお相手は、
一年でお世話になって感謝をお伝えしたい方々です。

・親  ・親戚  ・上司  ・取引先
・顧客 ・仲人  ・お稽古事の先生etc

ただし、世の中にはお仕事の種類や立場から、贈り物を受け取ることのできない方々もおられます。

・国家公務員、地方公務員
・贈答禁止の企業
・一部の学校の先生

一年の感謝を伝えたいはずが、お相手のご迷惑になってしまったら本末転倒です。
まずは、先方にご迷惑がかからないよう、お相手が贈り物を受け取れる方なのかどうかをご確認ください。

お歳暮に贈られて喜ばれる物

一般的に、お歳暮で贈られる品は、食品・調味料・洗剤・入浴剤など、使うとなくなるものが好まれています。
もともとは新年のお供え物が由来ですからね。

贈り物を選ぶときは、贈られたお相手の気持ちになって考えてみましょう。

大好きな物が贈られてきたら、「これ、好きなんだ~!私のことをよく理解してくれているな!」と嬉しくなるでしょうし、食べたり使ったりする時に贈り主のことを思い出してくれるでしょう。
予想外な物が贈られてきたとしても、珍しい物であれば、「噂には聞いたことがあったけれど、こういう物なんだ!」「初めて食べた!」などと、おもしろがってくれるかもしれません。

しかし、「どうして私にこれを選んだのだろう?」と理解に苦しむような物が届いたり、
苦手な物が届いたりすれば、残念な気持ちになってしまいます。

そこで、贈り物をお相手の好みを知っているかどうかで選ぶ方法をご紹介します。

あなたがお相手の嗜好を知っている場合
お酒、コーヒー、海産物、果物、ハム、洗剤、入浴剤、コーヒー、乾物

あなたが、お相手のお好きな物を選んで差し上げれば良いでしょう。

ただし、とてもこだわりがある方ほど、「無添加の物でなければ食べない」「コーヒーは好きだけれど、インスタントコーヒーは嫌い」「洗剤の香りのグレードを気にする」など、詳しいからこその好き嫌いがある場合もあります。

「よくわからないけれど、高級そうだったから」「豪華なパッケージだから良い商品だと思った」といった理由ではなく、「試食してみて美味しかったから」「こだわりのお店の品を見つけたので、ぜひ試してもらいたい」といった、あなたが体験してよかったからという理由で選べば、納得していただけるでしょう。

贈ってみたいと思った商品があれば、あなたもできる限り試してみるといいですね。

あなたがお相手の嗜好をわからない場合
地元の特産品 自分の好きな物

お相手は好きではないかもしれませんが、自分にまつわる物を差し上げるという方法です。
この場合、「地元の冬の名産品です」「毎年お取り寄せしているお気に入りのリンゴです」などと、できる限り選んだ理由のお手紙を添えると、気持ちが伝わりやすくなります。

特定の場所でしか取れない特産品は珍しがっていただけます。

自分が本当に美味しかった、良かったと思う物ならば、先方は「あの人はこれが好きなのだな」と、きちんと認識して受け入れてくださいます。
もし嫌いな物だったとしても、後日「実は自分は好きじゃないんだよ~ごめんね~」「○○は食べられるんだけどね」と、今後に役立つ本音を教えてくれるかもしれません。

私はよく、地元の特産品を贈り物やお持たせで使います。
いろいろ持っていくと、「ナッツは好きだけれどピーナッツは苦手」「洋菓子は苦手だけど和菓子は大丈夫」「漬物は大好物」といった感想をいただけるようになるので、メモをとってリストを作っています。
「この前の××は美味しかった!また食べたい」と言われたらラッキーです。毎年その品を贈れば選ぶ手間も省けますし、「××をもらうと一年たったんだなって思うよ~」と喜ばれます。

普段から、地元の和菓子店や酒蔵を覗いて、看板商品はもちろん、新作もチェックしています。新作は試食させてもらえることも多いので、試食できるときはどんどん試しています。
 

どうしても選べない場合
商品券 カタログギフト 現金

いろいろと考えを巡らしてみても、どうしても選べないときもあると思います。

・お相手が病気で食べられない物があるらしい。
・お相手の家族がアレルギーで使えない物があると聞いた。
・お稽古の先生はたくさんの物をいただいていて、何が喜ばれるのか迷惑なのか判断できない。

そんなときは、間違った物を差し上げてご迷惑になるよりは、お好きな物を選んでいただいた方が、お互いのためになることもあります。
価格がわかりやすいことから、金券などは避けられることもありますが、臨機応変に対応できるほうがスマートです。

お相手の行くお店、行かないお店があるので、百貨店や特定のグループ関連会社の金券は避けましょう。
商品券は、比較的どこでも使えるクレジットカード会社の取り扱うギフトカードが便利です。
これらの商品券はおつりが出ないので、10000円券や5000円券は使わず、1000円券で贈るのが無難です。

お歳暮が決まってのし紙をつけるときのマナーは、こちら→

お歳暮を贈る時期

お歳暮を贈る時期は12月13日~12月20日までとされています。

これはお歳暮がお正月準備の一環であった頃の名残です。今でも暦上では、12月13日が「すす払い」という大掃除の日とされています。
お掃除の後にお供え物をお届けしたということですね。

しかし、最近では、下記の期間が一般的とされています。

・関東では12月初旬~12月31日
・関西では12月13日~12月31日

お歳暮を販売する時期も早まっていますし、期間は長くなり寛容になってきていますね。

それでももし、12月中に届きそうもなく過ぎてしまうようでしたら、気持ちを切り替えて、「お年賀」として新年のご挨拶にしてしまいましょう!

お歳暮のまとめ

お歳暮の価格は3000~5000円くらい、特別にお世話になった人には5000~10000円くらいが一般的とされています。
価格も大切な一つの基準だと思います。

しかし!
考えてみてください!!

ご高齢のご夫妻に大量の生鮮食品を贈っても食べきれないでしょうし、いくら高価だったとしても妊婦さんにお酒は困るでしょう。
お相手の年齢や生活環境を考え、ご負担にならない量と品質の物を選んでさしあげてください。

確信をもって選んだ品を適正な時期にお届けすれば、きっとあなたの気持ちが伝わり、心から喜んでいただけるお歳暮となるに違いありません。
自信もって選んでくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました◎

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