成人式の天気が悪い!雪や雨から振袖と草履を守る方法

着物 雨
スポンサーリンク

こんにちは!ふきよせです。

成人式を迎えるみなさん、親御さん、おめでとうございます。
成人式で晴れ着を着ることを楽しみにされているお嬢さんも多いことでしょう。
前々から準備していた鮮やかな振袖姿を、やっとお披露目できますね!

しかし真冬の1月です。
天気予報を見たら、「○年に一度の大雪」「爆弾低気圧」など、お天気に不安の声が聞こえてくるかもしれません。
雪があまり降らない地域でも、まさかの雪が積もったり、大雨になったりする場合もありえます。

成人式当日に慌てないように、天気が悪いときのための準備をしっかりして、対処方法を知っておきましょう。

スポンサーリンク
  

成人式の天気が悪いとわかったら

雪や雨でぬれると、着物は傷んでしまいます。
草履も使い物にならなくなってしまいます。
できるだけ濡れないようにするしかありません。

少しお金はかかっても、出かける時はタクシーを使うなど、ドアtoドアになるようにしましょう。
当日持っていく傘も、70cmくらいのできるだけ大きな傘を用意しましょう。

また、汚れたらすぐに拭き取れるよう、吸水性の良いハンカチを何枚か持参しましょう。
着物は、ごしごしこすると表面が毛羽立って傷んでしまいます。
大きく濡れたり、泥はねなどで汚れたときは、その場でこすらず、乾いた布で叩くようにして水分をとります。汚れは後でクリーニング店や悉皆業者(着物専門のクリーニング)に任せましょう。

成人式に着ていく着物が、レンタル着物なのか、購入した自前の着物なのかで、事前に用意する物や対処方法はずいぶん変わってきます。

レンタルの着物の場合
レンタルの着物は何度も使えるよう、基本的に撥水加工が施してあったり、洗える素材で作られていたりします。
お値段はピンキリですが、ほとんどのレンタル費用の中に、クリーニング代や安全保障が付けられています。ご契約書をご確認ください。
少しの雪や雨でしたら、そのまま着ても差し支えないでしょう。
自前の着物の場合
事前に、撥水加工をして施しておくことをおすすめします。
ほとんどの着物が、購入時の時には撥水加工されていません。
加工には時間がかかりますので、できるだけ早いうちに呉服屋さんに相談しましょう。
撥水加工がされていない正絹の着物の場合はもちろん、撥水加工がされていても自前の着物の場合は、徹底的に振袖が濡れないための対策をしましょう。

成人式で雪や雨から振袖を守る方法

大雪や大雨で、袖や裾がびっしょり濡れてしまうと、乾いた後に着物が縮んで歪んでしまったり、大きなしみができてしまったりします。
そのような場合は、レンタルで保証を付けていたとしても、保証外となってしまい、後でクリーニング代やお直し代を請求されてしまいます。

一番簡単で安心な防御方法はコートです。

レンタルの着物の場合
安めの着物用レインコートを購入してもよいかもしれません。今後振袖を着る予定がないのですから、高級な物を買う必要はありません。呉服店のオンラインショップなどですと、比較的お安いです。

こちらは、振袖専用レインコート。
専用はやっぱり着やすいです↓

もし、膝下までの丈の長いコートをお持ちなら、コートを代用してもかまいません。
長い袖は丁寧に折りたたんで、コートを羽織ってください。

自前の着物の場合
今後も着物を着る機会があるので、着物用の雨コートを購入しましょう。
袖を軽く折って着れば、どんな形の物でもよいでしょう。
お母様やおばあさまのでも十分なので、お願いして借りましょう。

コートを着る時は、着物の裾が汚れないよう、裾をたくしあげて帯に挟む方法がありますが、慣れない着物ですと帯が崩れてもいけません。
たくしあげた裾を、余分な紐で腰のあたりで結んで止めるか、帯に大きめの和装クリップで挟むと着崩れしにくく、固定できます。

和装クリップがなければ、大きめな洗濯バサミで代用しましょう。
歩くときはコートの前がはだけないように気を付けましょう。長襦袢(着物の下に着る物)が見えてしまいます。

会場に着いて、コートを脱ぐときも、長襦袢が見えないよう、後ろを向いて紐やクリップをはずして裾を下ろしてから、コートを脱ぎましょう。
コートを脱ぐ前に、コートについた雨しずくをハンカチやタオルで拭いてから脱ぐと、着物に水はねがつきません。

成人式で雪や雨から草履を守る方法

礼装用の草履は、雪や雨の中は履かずに、会場にもっていって履き替えます。
草履は濡れるとすぐにダメになってしまいます。

レンタルの草履の場合
ブーツやスニーカーなど、雪や雨でも滑りにくい履きなれた靴で出かけましょう。
スニーカーの場合、マジックテープがついているスニーカーですと着物の裾がくっついて、着物を傷めてしまうことがあるので絶対に避けましょう。

私の個人的なおすすめは、短い丈のムートンブーツです!
以前大雪の日のお茶会に履いていきました。暖かいですし、脱いだり履いたりするのがとても楽でした。
ムートンブーツには防水スプレーをしっかりしておきましょう。

自前の草履の場合
軽い雨や雪ならば、ビニール製の草履カバーがあります。
オンラインショップでも手に入ります。

下駄のように「はつき」の物が、滑りにくくて、泥はねも少なくて済むのでおすすめです。

時雨草履という雨用の草履、防寒草履という雪用の草履があります。
作りや素材が普通の草履とは異なります。底もゴムが貼ってあったり、滑り止めがついていたりします。
金銭的にも時間的にも余裕があって、今後も着物を着るつもりならば、一つ購入しておきましょう。
合皮の草履と本革の草履がありますが、慣れないうちは傷つけたり履きつぶしてしまったりするので、合皮の物でよいかもしれません。

用意が間に合わなければ、ブーツやスニーカーでよいと思います。

会場について靴や草履を入れる袋がないと困ります。
ブーツは特に大きいので、大きめのビニール袋を忘れずに。私は、ビニールのショッパーが丈夫で使いやすかったので、履き替え用にストックしています。

成人式の天気が悪いときのまとめ

災害のようなひどい暴風雨のときは、振袖を着ないという決断が必要な場合もあります。
振袖を着ることを楽しみにしていたご本人には、とてもつらい選択だと思います。

しかし、無理をして着て行ったことで、慣れない着物で転んで怪我をしてしまったり、着物を壊してしまったり、後に高額な請求をされてトラブルになってしまったら、それこそ思い出したくもないような本当につらい出来事になってしまいます。

良心的なレンタル店であれば、当日に電話相談をしてキャンセルにしても、キャンセル料が発生しないところもあります。
事前に確認しておくとスムーズです。

自前の着物は正絹がほとんどなので、濡れると大変傷みます。クリーニング代も高額です。
せっかくお金を出して新しく誂えたのですから、無理に着て新品を傷ませなくても、別の機会に堂々と着たほうが親御さんも喜ぶかもしれません。

悪天候であっても式に出られるよう、スーツやワンピースなどの洋装も準備しておきましょう。準備不足で欠席になってしまったら、ご本人が悲しい思いをしてしまいます。

人生で一度きりの成人式です。
雪や雨でも、楽しい時間が過ごせますよう、お祈りしています。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

スポンサーリンク
テキストのコピーはできません。