お盆 | 豊かな生活 https://fukiyose16.com 心豊かに暮らすために、生活のお役立ち情報をお届けします Tue, 06 Aug 2019 15:50:23 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.2.7 https://fukiyose16.com/wp-content/uploads/2017/02/cropped-favicon_manekineko.png?fit=32%2C32&ssl=1 お盆 | 豊かな生活 https://fukiyose16.com 32 32 116277561 お盆の迎え火と送り火のやり方。ベランダでもできる?片付け方法 https://fukiyose16.com/1675.html https://fukiyose16.com/1675.html#respond Thu, 27 Jul 2017 10:51:51 +0000 https://fukiyose16.com/?p=1675 お盆の迎え火と送り火のやり方。ベランダでもできる?片付け方法はブログ、豊かな生活に掲載された記事です。

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こんにちは!ふきよせです。

お盆のときには、迎え火と送り火を行います。

はじめてお盆を迎えるとなると、迎え火や送り火のやり方に戸惑うことも。

昔からの風習が根強く残っている地域ならともかく、都心に住む核家族だと、やり方が合っているのかどうか心配になりますよね。

一般的な迎え火と送り火のやり方について、ご説明します。
必要な物やあと片付けの方法も、確認しておきましょう。

地域や宗派によって作法は変わりますので、1つの様式として、参考にしていただければと思います。

  

お盆の迎え火と送り火

迎え火・送り火とは?

お盆の迎え火とは、ご先祖様が家へ帰ってくるときに、道に迷わないように、火を焚くことです。

送り火とは、ご先祖様があの世へ戻るときに、送り出すために火を焚くことです。

一般家庭では、どちらも、門や玄関など、家の入口の外で行います。
地域によって作法はさまざまで、海や山や川で行うこともあります。

山に炎の「大」の文字が浮かび上がることで有名な、京都の五山送り火や、
精霊船で有名な、長崎の精霊流しは、大がかりな送り火です。
全国各地の池や川で行われる、幻想的な灯篭流しも送り火の1つです。

いつやるの?

一般的なお盆の期間は、8月13~16日の4日間。
東京と一部の地域では、7月13~16日です。

迎え火を焚く日は、13日の夕方。
送り火を焚く日は、16日の夕方(15日の地域も)。

時間は、17:00~19:00頃が一般的です。
夜になって真っ暗になると、周りの様子がわかりにくくなって危ないので、陽が落ちて薄暗くなりはじめたら、火を焚きましょう。

迎え火と送り火はベランダでもできる?一般家庭でのやり方

まずは必要なものを揃え、準備をしましょう。
ホームセンターやスーパーでも手に入ります。

おがら(または、たいまつ)

麻幹と書きます。
麻の茎の部分です。

麻は古来より神聖な植物とされていて、燃やすと、空間を祓い清めると言われています。

ろうそく
仏壇用のろうそくでいいです。
盆提灯
お盆の期間に灯す、提灯です。
盆提灯の詳しい種類については、こちら→

現在では、火事を防ぐために、電球やLEDを使う盆提灯が主流です。
迎え火や送り火では、盆提灯に火を灯す工程がありますが、実際に火を移さなければいけないわけではありません。臨機応変に対応してください。

準備

①お墓が近所の場合

お墓まで歩いて行ける距離でしたら、迎え火のときはご先祖様をお墓まで迎えに行き、送り火のときはお墓まで送って行きます。

そのときに、手持ち提灯を使います↓

迎え火
  1. 夕方になったら、お墓に行きます。手持ち提灯とろうそくを持っていきます。
  2. お墓でろうそくに火をつけ、その火を手持ち提灯に移します。
    お寺の場合、火を焚いていることがあり、その火を移してもいいです。
  3. 手持ち提灯の火を消さないように、家まで持って帰ります。
  4. 手持ち提灯の火を、仏壇や精霊棚のろうそくと、盆提灯に移します。
  5. 玄関や門に焙烙を置き、手持ち提灯の火をおがらに移します。
  6. 合掌します。
  7. 手持ち提灯の火を消します。
送り火
  1. 仏壇のろうそくに火をつけ、その火を手持ち提灯に移します。
  2. 迎え火を焚いた場所に焙烙を置き、手持ち提灯の火をおがらに移します。
  3. 合掌します。
  4. 手持ち提灯の火を消さないように、お墓まで持って行きます。
  5. お墓についたら、手持ち提灯の火を消します。

②お墓が遠方の場合

お墓までは行けませんから、玄関先のみで行います。

迎え火
  1. 仏壇や精霊棚の火を、ろうそくに移します。
  2. 玄関や門に焙烙を置き、ろうそくの火をおがらに移します。
  3. 合掌します。
  4. ろうそくの火を盆提灯に移します。
送り火
  1. 盆提灯(仏壇や精霊棚)の火を、ろうそくに移します。
  2. 迎え火を焚いた場所に焙烙を置き、ろうそくの火をおがらに移します。
  3. 合掌します。
  4. 盆提灯の火を消します。

③集合住宅の場合

マンションやアパートなど、集合住宅の場合、玄関先や建物の門で火をつけるわけにはいきませんよね。

もし、火が燃え移らないくらいのスペースのベランダがあるのでしたら、ベランダで火を焚いてもいいでしょう。
火柱がたつと大変ですから、おがらの量は少なめにしましょう。
また、すぐに消化できるように、お水の準備は忘れずに。

高層階で風が強く当たるベランダや、火が燃え移る心配のあるベランダでしたら、無理に火を焚く必要はありません
形だけ行ってもいいですし、盆提灯にあかりを灯すだけでも、ご先祖様には十分に気もちが伝わると思います。

迎え火と送り火の片付け

火の消し方

火は、おがらが燃え尽きるまで燃やし、燃え尽きたら水をかけて消火します。
しばらく水に浸けた状態にしておくと、安心です。

燃え殻の処理

おらがの灰や燃えかすは、一般ごみとして処分します。

お盆の最終日に、行政によるお盆飾りの回収がある地域もありますし、庭の土に埋める地域もあります。

焙烙

迎え火が終ったらよく洗い、しっかり乾かしておきましょう。
素焼きは、きちんと乾かさないとカビが生えます

焙烙は、毎年新しく新調する家もありますし、毎年同じ焙烙を使う家もあります
お好みです。

来年も使うつもりだったら、送り火が終った後に、きれいに洗って乾かしてから、しまいましょう。

黒いススがついて落ちないかもしれませんが、機能的に劣化するわけではありません。
ずっと使っていれば、使うたびに年季が入って、力強い焙烙になるかも…!

迎え火送り火のまとめ

いろいろと細かい作法があると思いますが、基本的な部分はあまり変わらないと感じます。

ポイントは、火(あかり)のリレーです。

  • 迎え火では、外で焚いた火を家の中の盆提灯や仏壇に移す。
  • 送り火では、家の中の盆提灯や仏壇の火を、外のたき火に移す。
ゆらゆらと燃える火を見ていると、おがらの燃えるいい香りも漂って、心が落ち着きます。

「ご先祖様や故人がいたから、自分が今ここにいるんだよな~」と考えたり、故人の思い出に思いをはせたり。

迎え火と送り火には、静かで優しい時間が流れていると思います。
無理のないできる範囲で、迎え火送り火を体験してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

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お盆の提灯の飾り方。種類の紹介と特別な意味がある提灯について https://fukiyose16.com/1661.html https://fukiyose16.com/1661.html#respond Wed, 26 Jul 2017 13:09:33 +0000 https://fukiyose16.com/?p=1661 お盆の提灯の飾り方。種類の紹介と特別な意味がある提灯についてはブログ、豊かな生活に掲載された記事です。

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こんにちは!ふきよせです。

お盆の飾りつけといえば、盆提灯。

新盆をむかえて、はじめてお盆飾りをするとなると、どの提灯を用意したらいいか、わかりませんよね。
仏具などはお値段も張りますし、間違いなくそろえたいところです。

お盆提灯の種類と、特別な意味のある提灯について、ご説明します。
提灯を購入する前に、ご確認ください。

宗派や地域によって、多少作法は変わりますが、1つの様式として、参考にしていただければと思います。

  

お盆の提灯の飾り方

盆提灯とは

盆提灯とは、お盆の時期に、ご先祖様が迷わず帰ってくるように、目印として飾る提灯のことです。

また、五供養の1つ、灯燭(とうしょく)でもあります。
五供養については、こちら→

宗派によって、提灯の種類が異なることは、ほとんどありません
むしろ、地域によって、独特な提灯を使うことがあります。
例:金沢のキリコ 参考画像は、こちら→

飾る場所

盆提灯には、吊るすタイプ(吊り灯篭)と置くタイプ(置き灯篭)があります。

意味合いは、どちらも変わりません
お部屋の大きさや、飾る場所によって、お好きな提灯を選びましょう。

数の制限もありません
たくさん提灯があるのならば、バランスが良くなるように、並べましょう。

吊るすタイプの場合は、玄関や門、または仏壇の前や横に飾ります。

和室に飾るときには、吊り下げ金具を使います。
鴨居用、竿縁天井用があります。

和室ではない場所へ飾るときには、スタンドを使います。

置くタイプの場合は、精霊棚や仏壇の前や横に飾ります。
両側に一対で置いたり、片側に1つ置いたりします。

お盆の提灯の種類

吊り灯篭

御所(ごしょ)提灯

壷のような形の提灯です。
裾つぼまりで、軽そうに見え、バランスがいいです。

御殿丸(ごてんまる)提灯

丸い形の提灯です。
コロンとしていて、かわいらしいです。

住吉(すみよし)提灯

細長い筒状の提灯です。
大きめで、すっきりとしていています。

博多長(はかたなが)提灯

角のとれた筒状の提灯です。
とても大きく迫力があり、お部屋が華やかになります。

置き灯篭

大内行灯

もっともスタンダードな形です。
銘木(桜、花梨、黒檀など)で作られているものや、漆で蒔絵が施されているものなど、高級品もたくさんあります。

近年では、洋間や狭いスペースにも合うような、すっきりした形の新型行灯も作られています。

回転行灯

大内行灯と形は同じですが、中の構造が少し違っていて、灯りをともすと、熱で中の回転灯がまわる仕組みになっています。

華やかで、とても人気があります。

霊前灯

ぼんぼり型の物や、きらびやかな装飾がされている物など、さまざまなタイプがあります。
比較的、小型のものが多いです。

特別な意味があるお盆提灯

手持ち提灯

持ち手や棒がついています。
お墓にご先祖様を迎えに行くときや、送るときに持って歩きます。

お盆の提灯のまとめ

白提灯は、新盆のときのみで、一回きりしか使えませんが、それ以外の提灯は、何度も使うことができます。

素材や大きさによって、お値段もピンキリです。
基本的に、プラスチック製のほうがお手頃価格で、天然素材のほうがお高いです。
回転行灯は、熱を使うのでプラスチック製が多めです。

長く使う物ですから、お部屋やお仏壇に似合う、納得のゆく提灯を探してみてください。
故人のお好きだったお花の柄や、故人を思い出すようなたたずまいの提灯を選ぶのもいいですね。

大切なご先祖様や故人の御霊が帰ってくる、お盆です。
準備をして、万全の態勢でお盆をお迎えください。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

お盆の迎え火と送り火のやり方。ベランダでもできる?片付け方法
こんにちは!ふきよせです。 お盆のときには、迎え火と送り火を行います。 はじめてお盆を迎えるとなると、迎え火や送り火のやり方に戸...

お盆の提灯の飾り方。種類の紹介と特別な意味がある提灯についてはブログ、豊かな生活に掲載された記事です。

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お盆の精霊棚の飾り方。いつ飾るの?必要なお供えの種類と作り方 https://fukiyose16.com/1651.html https://fukiyose16.com/1651.html#respond Tue, 25 Jul 2017 11:50:02 +0000 https://fukiyose16.com/?p=1651 お盆の精霊棚の飾り方。いつ飾るの?必要なお供えの種類と作り方はブログ、豊かな生活に掲載された記事です。

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こんにちは!ふきよせです。

お盆の季節になりました。

ご家族が亡くなり、はじめてお盆を迎えるとなると、どんな準備をしたらいいのか悩んでしまいますよね。

我が家も、お盆の準備を取り仕切っていた祖父が亡くなったときは、今まで盆棚のお飾りをどうしていたのかがわからなくて、てんやわんやでした。

一般的なお盆の盆棚(精霊棚)の飾り方をご説明します。
棚を飾る期間や、必要なお供えについても、確認しておきましょう。

宗派や地域によって、作法は多少変わりますが、1つの様式として、参考にしていただければと思います。

  

お盆の精霊棚はいつからいつまで飾るの?

盆棚・精霊棚とは、お盆の期間に、ご先祖様の位牌を安置し、お供えをするための臨時の棚です。

仏教の中でも、浄土宗・真言宗・日蓮宗・天台宗・臨済宗などの文化です。
浄土真宗では、追善供養を行わないので、一般的にお盆のお飾りの準備はしません。もちろん、例外もあります。

お盆の期間は、8月13~16日の4日間が一般的。
東京と一部の地域では、7月13~16日です。

お盆はもともと旧暦の7月15日でしたが、新暦との季節のズレや、帰省の都合などの理由から、現在では上記の期間に変わっています。
他にも、8/20頃の地域や、8月上旬の地域もあります。

精霊棚は、ご先祖様を迎える前までに準備し、送り出した後に片付けます。
つまり、前日の12日、または13日の朝に作り、16日以降に片付けることになります。

お盆の精霊棚の飾り方

棚づくりに必要なもの

葬儀のときに使用した2~3段の棚や、仏壇の経机など。
もしなければ、適当な机でもOKです。
真菰(まこも)

イネ科の草で作られたゴザで、お供え物などをのせる敷物です。
盆棚に敷いて使用します。

お釈迦様が、真菰の寝床に病人を寝かせて治療をしたというお話から、
真菰は病気を治し、邪気を払うといわれています。

いい香りです♪

笹竹
盆棚の四隅に立てます。
必要のない宗派もあります。
盆棚の四隅に立てた笹竹に結んで、結界を作るための縄です。
ほおずきなどを縄にはさんで、吊るします。
必要のない宗派もあります。

毎年使える笹竹を発見w↓

盆提灯
ご先祖様が迷わないために灯す、目印です。
棚の横に飾ったり、軒先に吊るしたりします。

新盆の場合は、白提灯を用意します。
お盆提灯の種類と飾り方については、こちら→

精霊馬
なすの牛ときゅうりの馬です。
ご先祖様があの世とこの世の行き帰りに使う、乗り物です。

馬は、トウモロコシのヒゲでしっぽを作るとかわいいです。

飾り方

  1. 棚に真菰を敷きます。
  2. 棚の四隅に笹竹を立てます。
    4本立てる場所がなければ、後ろ(奥)の2本を立てます。
  3. 笹竹の上部を縄で結び、結界(柵のような役割)を作ります。
  4. 縄にほおずきや稲穂などをはさみ、吊るします。
  5. 棚の一番奥(段の棚ならば一番上の段)中央に、位牌を置きます。
  6. 棚の手前に、お供えと精霊馬を置きます。
    お線香を上げやすいように、香炉は一番手前です。
  7. おらが(迎え火などで使う麻の茎)でハシゴを作り、棚にかけます。
    宗派や地域によります。

精霊棚

便利な盆棚セットもあるんですね!
組み立ても簡単そうです↓

お盆の精霊棚に必要なお供え

精霊棚に飾るお供えは、香・花・灯燭・水・飲食の五供(ごく)が基本です。

お線香や抹香です。
ふだんお仏壇で使っている香炉一式でよいです。
菊やユリなどの、生花を飾ります。
故人の好きだったお花でもいいですね。
灯燭(とうしょく)
ろうそくや盆提灯の灯りです。
これも、ふだんお仏壇で使っている燭台一式でよいです。
清らかなお水です。

お盆のときは、閼伽水(あかみず)を作ります。

閼伽水の作り方
用意するもの:器、水、蓮の葉1枚、ミソハギ(禊萩)5本くらい

  1. 器に蓮の葉を敷きます。
  2. きれいな水を入れます。
  3. ミソハギの花束を添えます。

都心などではミソハギは見つけにくいですから、お花屋さんで購入しましょう。
確実に欲しければ、通販利用もおすすめです↓

飲食(おんじき)
お膳のことです。

お盆のときには、ご先祖様へのお膳の他に、水の子を作ります。

水の子の作り方
用意するもの:蓮の葉、なす、きゅうり、洗い米

  1. なすときゅうりをさいの目切りにします。
  2. なす、きゅうり、米を混ぜ、蓮の葉に盛ります。
  3. 閼伽水をミソハギの花束に含ませ、水の子に注ぎます。

蓮の葉の下に、お皿を敷いておくと安心です。
蓮の葉が手に入らず、サトイモやフキの葉で代用する地域も。

水の子は、無縁仏や餓鬼を供養するためのお供えという説や、たくさんの霊に行き届くように考えられたメニューという説などがあります。

我が家では昔から、お供えにたくさんの小さいおむすびが並びます。
たまに、小さいお稲荷さんが混ざっていることもあります。理由はナゾですw

お盆の精霊棚のまとめ

我が家の地方では、お盆の間は、精霊棚へ仏壇の中の位牌や仏具を移してしまっているので、仏壇の扉を閉めています。

お盆の間でも、ふだん通りに、仏壇にもお供えをするご家庭もあるでしょう。
また、仏壇の中の物はそのままで、仏壇の前にお供え用の棚を置く場合もあります。

ご家庭の宗派や地域によって、精霊棚の作法は変わりますから、菩提寺のご僧侶や、地域の皆さんにも、お話しを聞いてみてください

新盆は、はじめて故人の御霊が帰ってくる、大切な行事です。
しっかり準備をして、ご先祖様をお迎えしてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

お盆の提灯の飾り方。種類の紹介と特別な意味がある提灯について
こんにちは!ふきよせです。 お盆の飾りつけといえば、盆提灯。 新盆をむかえて、はじめてお盆飾りをするとなると、どの提灯を用意した...

お盆の精霊棚の飾り方。いつ飾るの?必要なお供えの種類と作り方はブログ、豊かな生活に掲載された記事です。

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