ひな祭りに桃の花を飾る意味は?上手に咲かせる生け方と飾り方のコツ

桃
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こんにちは!ふきよせです。

女の子のいるご家庭のお母さまは、ひな祭りに向けて、雛飾りを飾ったり当日のメニューを考えたり、着々とご準備されていることと思います。

桃の花は飾りましたか?
せっかくの桃の節句なので、桃の花が手に入るようならば、ぜひとも飾りたいですよね。

ところで、桃の花は普通のお花と違って枝もののお花で、生け方を間違えると、花が咲かずに枯れてしまうことがあります。

桃の花を飾る意味と、生け方飾り方のコツをご紹介します。ひな祭りで上手に飾れるように、確認しておきましょう。

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ひな祭りに桃の花を飾る意味

桃は弥生時代に中国から日本へ伝わったとされています。桃は、厄払いや魔除けの意味があり、長寿をもたらすともいわれてきた縁起の良い花です。
桃のお酒桃香酒については、こちら→

太陰暦の3月3日は現在の3月末から4月中旬にあたり、ちょうど桃の花が見頃を迎えます。
本来の桃の節句は、桃の花が満開だったのですね。

ひな祭りの桃の花の生け方

現在の2月下旬から3月上旬にかけて手に入る桃の花は、まだ開花時期ではなく、つぼみの状態で販売されています。
桃の花が手に入ったら、しっかり下準備をして、花が咲くようにうながしてあげる必要があります。

つぼみをさわらない
桃のつぼみはとても繊細で衝撃に弱く、さわったり振ったりすると、ぽろぽろ取れて花が減ってしまいます。
桃をあつかうときは、しっかりした枝の部分を持ちましょう。
花瓶選び
つぼのように水がたっぷり入る花瓶、または細長い円柱状の花瓶がおすすめです。

桃の枝は背丈が高いものが多いので、転倒を防ぐためには、重心を低くし安定させることが大切です。
また、水位が深いほど水圧がかかり、枝が自力で水を吸い上げるのを助けますから、なるべく深い花瓶を選びましょう。

水あげ
水あげとは、花が水を吸いやすくするために行う作業です。
お花屋さんで売っているお花は、すでに水あげが施されています。時間が経って、枝の元気がなくなったときには、もう一度水あげをしましょう。

桃の枝に適した水あげ方法は、根元割りという方法です。
生花の基本的な水あげ方法については、こちら→

枝の先を割って裂け目を作り、吸水させる方法です。枝物は水分を蒸発させる量が多いので、普通のお花よりも水をぐんぐん吸います。切り口を作って吸水面積を広げて、水を吸いやすくさせます。

根元割り方法
① 深めのバケツに、たっぷりの水を入れます。
② 余分な枝はカットしておきます。
③ 枝切りハサミで、枝の切り口を斜めに切ります。
④ 枝切りハサミで、枝の根元3~4㎝程度、十文字に切れ目を入れます。
  ハサミで切れ目を広げます。
⑤ ①の水につけ、しばらく置きます。

つぼみや枝の先のほうにハリがでてきたら、水が行きわたっています。

ひな祭りの桃の花の飾り方

水あげが終ったら、さっそく花瓶に生けて、飾ります。
生け方はお好きなようにしていただいてかまいません。おすすめは桃一種類だけで生けることです。

菜の花や他のお花と一緒にアレンジして飾ると、とても華やかでかわいらしいのですが、水の量などを考えると、一種だけで生けるほうが、水替えなどの管理が楽です。
ガーベラなど茎が柔らかいお花は、花瓶に1~2cmくらいの少ない水の量が良く、枝ものは花瓶の半分くらいの多めの水の量が良いからです。
桃の花と他のお花のアレンジ方法は、こちら→

長い枝をまとめてそのまま花瓶に挿しても、ダイナミックで豪華になります。
参考までの検索画像は、こちら→
脇枝のように短い枝を、小さな花器にスッと刺しても、品があってすてきです。
参考までの検索画像は、こちら→

また、花を上手に咲かせるには、飾っているあいだの管理が重要です。

暖かくて乾燥しない部屋に置く
本来、一か月ほど遅く咲く花ですから、飾る部屋の温度が低すぎると、咲かないでしおれてしまいます。
かといって、切花や切り枝に日光は厳禁です。暖房の風も乾燥しすぎるので、直接風があたらない場所に花瓶を置きましょう。
朝晩に霧吹きをかける
つぼみや花びらの水分が蒸発しすぎないように、朝晩霧吹きをかけましょう。少し離して、やさしく吹きかけるのがコツです。

ひな祭りの桃の花のまとめ

桃の花をひな人形のそばに置くと、風情が増します。小さな花瓶に生けた桃の花を、食卓に飾ってもいいですね。

お花屋さんで桃の花を取り扱っていなかったら、ネットで取り寄せてしまうのも一つの手です。探しに行く手間が省けるうえに、新鮮なお花が安全に届きます。
産地から直接購入した場合は、水あげをしてあげてくださいね。

桃の香りに包まれた、華やかで美しいひな祭りが楽しめますように。

最後までお読みいただきありがとうございました◎

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